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2016年7月20日水曜日

ネオアコ・キャピタリスティック・エコノミィ!



ネオアコ・キャピタリスティック・エコノミィって…何? 初めて聞いた人も多いだろうがそれもそのはず、5分ほど前に僕が作った言葉です。直訳するとネオアコ資本主義経済。どうゆう意味? その答えが今回のブログのテーマであります。僕のブログでの読み物系の記事の場合はいうまでもなく個人的な思い込みによるものが全てなので信ぴょう性とかそういうのは一切ないので悪しからず。そう、時として人は思い込みで壮大なデタラメと偏見に満ち満ちたことを言いたいんですよ。

さて、曲がりなりにも資本主義がどうのこうのと言ってるからにはそれッポイことをテーマにしたいのですが、例えばあるレコードが売ってるとします。値段は高い。相場よりも高い。それを見た人々は言います。「あれは…狂った値付けだぜ。」「あの値段で買うヤツがいるなんて信じられない。」「相場とはかけ離れた値段だね。」「オレは値段がもうちょっと落ちるまで待つぜ!」などなど。また、別のケースとしては、これまたあるレコードが売ってます。例に漏れずに値段は高い。それを見た人々はいいます。「あのレコードは買う必要はないね、〇〇で十分だ。」「オレはそのレコードはもっと安く別の場所に売ってるのを知っているぜ。」「オブスキュアものは高いだけだ、中身は良くはない。」「もっと安くていい音があることをオレは知っている」「どうせ買うのはジャパニーズだろ?」「ジャパニーズがまた金にモノを言わせてもっていく。」などなど。

レコードハントをしてるとこういう声を国内国外問わずに聞くんですが、要するにこういうことを言う人は単なる負け犬なわけですよ。

ピーチクパーチクさえずったりぶつぶつ文句いう位ならバンとお金を叩き付けて欲しいものを買えばいいじゃないか?といつも思うわけです。相場? 安く売ってる場所を知ってる? 中身は良くない? そんなの知らん。そういうひがみ根性というか負け惜しみは大嫌いだ。欲しいものがあればあの手この手を駆使して掴み取れ! そういうものでしょうこの世の中は。一番高い金額を提示したものが獲物をゲットできる、実にシンプルじゃないか? いくら負け惜しみを言ったところで勝者からすればなんだか足元で蛾が飛び回ってるくらいにしか感じないわけですよ。ちなみに外人の負け惜しみはいつも「金持ちジャパニーズ」という侮辱みたいなものを感じますが、僕としては一点集中でモノに突っ込める金をオマエラよりかは持ってるという気持ちとそもそもこういうシステムは歴史的に考えるとお前ら外人様が構築したんじゃねーのか?という気持ちになります。実際言われたら言い返します。つまり何が言いたいのかと言うと金田、じゃない、金だ!金こそが全てなのだ!と言いたいわけです。今僕の頭の中にはオカダカズチカ、レインメーカーのお金の雨が浮かんでいます。

まあね、とはいうものの、当然僕も勝ち続けてるわけじゃなく、むしろ負けてることの方が多いですよ。ヤフオクしかりeBAYしかり。だから敗者側からすれば確かに悔しくて負け惜しみをいいたくなるさ、でもやっぱりね…負け惜しみをいう位なら犬(=Dog)のように尻尾を振ってワンワン言った方がいいのではなかろうか? 理由はないけどそう思う。そうしたら思わぬおこぼれにありつけるかも知れないではないか? 「お前はクズだ!」という声が聞こえてきそうだ。

値段が高ければ内容最高なネオアコというわけじゃない、かといって値段が安ければ内容最低なネオアコというわけでもない。でも値段が高くて内容最高なネオアコがあれば、値段が安くて内容最低なネオアコもある。そんなこんなで今日も明日も明後日も野を越え山越え谷越えて、名曲求めて旅路は続くわけですよ。

というわけで今回はこの手の話題になると必ず聴きかえす僕のテーマ曲、浜田省吾さんの大名曲"マネー"でお別れしましょう。

2016年4月14日木曜日

オブスキュアネオアコ

Obscure…【形容詞】はっきりしない、ぼんやりした、不明瞭な、あいまいな、(複雑すぎて)あいまいな、解しがたい、人目 につかない、へんぴな、世に知られない、(薄)暗い

いつからだろう、ネオアコに「オブスキュアネオアコ」なる言葉が誕生したのは? 上は辞書の内容をひっぱってきたんだけれどもそこから推測するにオブスキュアネオアコの指す意味とは「世に知られていないネオアコ」という意味だと受け取れます。レコ屋のリストとかヤフオクをのぞけばこの言葉は嫌になるくらい出てきているわけですが、ここで言いたいポイントは「世に知られていない」だけであってそれが「良い」とはどこにも書いてないし意味もしていないということです。つまりだ、オブスキュアだからそれが隠れた名盤とかそういうことは0.1%もないわけなのですが、この言葉を使うものは知ってか知らずしてかそこには一切触れない。賢いよね。オブスキュアだから良さげなイメージを醸し出してるけどそれは受け手が勝手に認識してるだけであってそこに大金をかけようが知ったこっちゃない、要は金が欲しいんだ。マネープリーズ、というわけ。オブスキュア、と銘打っててもネットを駆使すりゃたいていの情報は出てくるんでオブスキュアネオアコなるものは僕的には7割方はUSOだと思っています。第一誰にとってのオブスキュアなのよ? 例えばモリッシーさんは僕にとってはおなじみだけどAKBに入れ込んでるヤツからすればモリッシーさんは十分すぎるほどにオブスキュアだろう…いや、これは極端だな。じゃぁ、Suntime Gloriousは僕にとっては欠かすことのできないバンドだけど、アナタにとってはオブスキュアですか?…ってところかな。

僕も全部を知ってるわけじゃないんで知らないレコードなんていっぱいある。でも「オブスキュア」なんて胡散臭い言葉がついてるレコードはとりあえずネットで情報を集めてみる。まあたいていは業者がこの言葉をつけて売ってる時ってのは自分が仕入れに失敗して元手を回収したいがために「オブスキュア!」と名付けて売ってる、しかもかなりの利益をのっけた上でね、って勝手に思ってる。だいたい考えてみてくださいよ。そんなに名曲とか名盤ならばそもそも埋もれるなんてことは基本的にないじゃないですか? ていうかこの論理に従えばなんでもかんでもオブスキュアじゃないか? そもそも色んな理由で結果としてダメだったから埋もれたまんまなのであってそれは評価されるべくもなく歴史の中に消えてるわけで、そういうのを「オブスキュアネオアコ!」とか言って売るのはもはや犯罪だと思います。でも、それでも明らかに埋もれている名盤てのはそれはそれで確実にあるわけで、そういうのはホンモノのオブスキュアな1枚だと言えると思います。そこが難しいところですね。すごーくおおまかに下の図のようになっていると思うんですよ世の中は。笑 僕が思うにヤフオクとかレコ屋でオブスキュアとして売られてるレコードはほとんどがこのなんちゃってオブスキュアだと僕は思います。


つまりですね、世に言われてるオブスキュアネオアコなるものの9割方はたぶん聴いてもおぉ…と思える内容じゃないんじゃないかということと、まずはネットなんかで情報を集めてみようということですよ。とここまで書いたものの、こういうのって実体験しないとわからない気もするので僕もそうだったように騙されまくって経験値をつんでいくしかないのかなぁ~などと思ってみたりもします。僕はねえこのオブスキュアネオアコって言葉が大嫌いでねえ、最近は本家本元の外国人も使ってるのも見かけます。

ということで最後に繰り返しておきたいと思います。

「オブスキュアネオアコは決してイコール名盤ではない。」
「オブスキュアネオアコとして聞き覚えのない名前のバンドを高値で売っている場合はほぼボッタクリ、ただし時として値段相応な場合もある。」

以上です。
なお異論は認めません。笑

そもそもマニアの皆さんは「オブスキュアなもの」を発掘しているわけではなく、単に自分の知らないバンド、知らない音、知らない曲を求めてさまよってるだけであってその情報を後追いで知った連中がライトリスナー相手に金儲けしてやろうとしてオブスキュアなる単語を付けて売り始めた、ってのがオブスキュアネオアコという言葉の起源だと思うのですよ。

…と、まぁですね、ここまで書けばわかるように僕はオブスキュアって言葉が嫌いです。笑 次回は「Neo Acoとネオアコの違いについて」をお送りする予定です

2015年10月28日水曜日

ヤ〇オク

※時間をかけてだらだらと書いていきます。

以下、言うまでもなくこの記事は個人の主観でくっちゃべっているのでその辺りについて文句垂れられてもポックン知りましぇん。

家に帰る。PCを立ち上げる。ヤホーのトップページを開く。そしてヤフオクボタンを押す。検索ワードに「ネ・オ・ア・コ」と入力する…そしてその後に展開される数々の魅力的なレコード/CDに僕らはもう長い間魅了されっぱなしさ。個人的にはココはeBAYやDiscogs,Musicstackにも負けず劣らずな素晴らしいマーケットだと思っています。インターネットで世界中のレコ屋を訪問し、問い合わせをし、冷たくあしらわれたりして、疲れ果ててヤフオクに戻ってきてなんとなく検索をかけたらしれっと売っていました…そんなこと、あるでしょう? 灯台下暗しというか入門編から応用編、果てはマニアック編までまんべんなく、しかもいつでも売っているというマーケットはそうはありません。しかも日本語が通じる! 銀行振り込みOK!! 場合によっちゃ代引きOK!!! 素晴らしいとしか言いようがありません。

しかしだ、ココはアルファであり、オメガであるわけだが決してパラダイスというわけではないのです。ココは魑魅魍魎が跋扈するオソロシイ世界でもあるのです。ちょっと調子こいた小僧が足を踏み入れようものならお金を根こそぎとられる歌舞伎町のボッタクリバーみたいな所なのです。誰でも手軽にアクセスできるけど素人/ビギナーには優しくない、そんなビターな場所なのです実は。

では順を追って見てみよう。「ネオアコ」で検索ワードを入れてるのにも関わらずどう考えてもネオアコじゃないバンドのCDなどが出てきます。あの手この手でだまそうとしているわけですが、おおまかに言うと、①関連がないのに検索ワードにネオアコといれてるパターンと、②悪質極まりないのは確信犯的かどうかはわからないけど明らかに音と関係がないのにネオアコと銘打ってるパターンに分けられるかと思います。

①の方はパンクやパワーポップのCDを出品する際になぜか検索ワードに「ネオアコ」もくっつけるがゆえに起こる事件です。よけいなことすんなや!ですね。どう考えても違うじゃんと思うんですが、ビギナーはへぇこれもそうなのか、押さえておかないと、と思うかもしれません。いわゆるカモというやつです。だまされないようにしましょう。

②はもはや犯罪と言わざるをえません。だってUSOですから。これもビギナーにあわよくば売りつけようとする警視庁24時で放映されてもおかしくはない事件です。きっと出品者はうんこみたいな人間なのでしょうね。

これに伴う話題で「サバービア」、「オルガンバー」、「パンク天国」、「クボタ」などの検索ワードが「ネオアコ」と並行してありますがもしもビギナーの人がこれを読んでたとしたらぜひ言いたい。何十年とネオアコ聴いてるけどオレもちいともワカンネ。ディスク選びに際してはこれらのワードは検討の価値は3秒もないと思います。哀れな子羊たちよ、恐れることはない。スルーする勇気を。貯金が1000万なければ買うまでもないと僕は思う。問題なし。

次にいわゆる「ネオアコ本掲載!」ってやつ。最近は見なくなったけどずいぶん昔にネオアコのディスクガイドみたいな本が出版されてですね、そこに掲載されてくらいの名盤だからぜひ!という理屈です。…まぁね、さすがに出版から長い時間が経つので、「ネオアコ本掲載!」とか言われてもピンとこないわけですよ。なんせそんな本なんて知らないわけだから。ちなみにこの本、重刷後は知らないけど、初版は本の体裁をまったくなしてない粗悪な出来でしてね、ライターの方は頑張ったのに、出版社が台無しにしてしまった典型的な本だと思っています。本ていうかうんこでしたねアレは。
目を輝かせてページをめくってそこが誤植だらけだったらピュアな少年も心に茨のトゲでも持ってしまうでしょう。ひとくちメモとしてネオアコ本出版直後のヤフオクには「ネオアコ本非掲載!」として出品してたツワモノもいました。それがまかりとおるんなら北島三郎だってネオアコ本非掲載じゃ、と当時は思ったものです。

次は自作自演。出品者のIDは今でも覚えてるけど、出品者が出品する。そこにある人が入札する。すると別IDを持つ出品者が高い値段を入札して値段を吊り上げる。そして最初に入札した人がさらに入札する…ってやつ。いるんだよそういうクソみてーなヤツがネオアコ界隈には。笑 最近は見かけないけれどこれもヤフオク利用者は注意してくださいね。奴らはきっと静かに獲物を待っている…はず。

この系統でさらに言えば出品者。出品者が一般人に場合はまぁいいとして問題は業者の場合。業者と言ってもピンキリなので一概には言えませんが、極悪悪徳業者はどうにも売れないわけのわからないレコードを「隠れた名盤!」とか「Playing At Trainsみたいな音」と有名なバンドに似ているといって売りつけています。たいていUSOです。自分が仕入れて売れなかったから在庫処分を行っているのです。よくよく考えればドイヒーな話です。なにしろちいとも音が似ていなくても出品者は似ている!と思えばそれでOKなわけですから。その考えは正しいっちゃ正しいけど倫理的にはNGですよね。

ちょっと変わって今度は傾向。最近でいうならLove ParadeやDubious Brothersなんかの出品が多くなった気がしませんか?。あれ?と思った方もいるかも知れませんが最近これらのバンドの編集盤がリリースされたのです。そう、CD化や再発した場合、デッドストックがどこかで発見された場合などは今まで持っていた人が結構手放す傾向があります。慣れてくると出品されてる中からあっれーと思えるようになり、その情報を調べると実は再発が決定していた、ということが多々あります。見つけたんで超ラッキー!と思って高値で入札するのはちょっと待って!(たいていバカ高い値段で出品されてるから) よーくネットで調査してみよう。CD化される、再発される、デッドストックが見つかったので値崩れする前にその情報を知らないヤツに高く売りぬけようとするネオアコ仕手筋の餌食にならないようにしましょう。

今度は傾向というかナゾ系。The Border Boysの"Tribute"の12"はいつでもどこでもほぼ10000円固定でリスト上にある件。海外国内ともに実勢価格は4000~5000円くらいなはずなのですが、なぜかいつでもどこでも誰でもほぼ10000円固定。出品者が複数なのか単独なのかは調べてないのでわかりませんがアレって売る気はないんだろうなと勝手にナットクしています。でもそうなると売れないのわかってるのになんで出品してるんだろうか?…と。

こういうのもあります。CD売ってる風だけど実はCDRだったりとか。もちろん表記ナシ。CDだったらいいけどCDRだったら10年くらいしたら聴けなくなるからね! みんな気をつけて。Bootlegは難しい。さりげなく普通に売られてるけど「オイオイそれ正規リリースじゃないやん!」と思うことしばしば。通称プライベートリリース。なぜ難しいかというとブートでもCDがあったりCDRだったり、ヘタすりゃオフィシャルに負けない内容のものもあったりするから…。たいていはKUSOみたいなもんですけどね。有名どころではThe Larksは正規の12"以外はすべてブートだとメンバー自身が言ってます。

せっかくなんで続けましょう。「名盤」とか「希少盤」の文言。一体どこの誰がいつ名盤と認定したのかまったくわからないし、希少盤てのも何も元にそう言ってるのか…? プレスが200枚だったら希少になるのか? LPのプレスが200枚でCDが数千枚だったらどうとらえるのか? 80年代には数千枚のプレスでそこから30年後の今は見かけないから希少なのか?…と考え始めるとキリがありません。「クラブヒット!」てのもわからんね。どっかのクラブの何かのイベントで回してたまたま受ければそれはクラブヒットになるのか、それとも人知れず全日本クラブチャートなるものがあるのか…まあどんなに控えめに見てもいい加減な文言だよね。

レア?君はそのレコードがレアだったら内容は関係なく欲しいのですか?その言葉は商品の宣伝には不向きだとむかしっから思ってるんですがねえ。「レアだから欲しい」んじゃなく、「欲しいレコードがレアだから」僕は買っているつもりです。つまり少なくても僕にはその言葉には購買意欲がかきたてられません。そもそもレアって言ってたって実際にはレアでもなんでもなかったりするのもそう銘打たれてる場合もあるので。信じられるのは己の知識のみ。あといくつかのネオアコサイトのみ。

あと、値段はわりと日本独自。海外では評価がないに等しいけど、ココでは万越えするものもあれば、逆に海外では万越えするけれどもココでは数百円とか…。思うにヤフオクって日本語オンリーなわけだから海外の影響(良いものも悪いものも)を受けていないからなんでしょうねえ。

こんなカンジですかね。つまるところ自分の中でネオアコ/ギターポップとはこういうものだ、という物差しを持っていなければ餌食になってしまいかねない、ということです。ただ、逆に言えばこういうトラップを乗り越えることができたとすれば、先に述べたようにそこはパラダイスになるわけですよ。どこのジャンル、どこの業界でもそうなんだろうけどクソみたいなクズがいるせいでイマイチポピュラーになりえないのかなあなんて思ってます。

というわけでヤフオクフォーエバー!でしめとさせていただきたいと思います。

くどくど書いてきましたけど、結論としてはヤフオクが日本語オンリー、数々のトラップ・悪徳出品者などがいるけれどもそれらを差し引いてもネオアコに興味のある人には魅力的なマーケットだと思いますし、何よりもこのペリー来航前の黒船的状況がいまだに維持されていることがこの市場をそのままに保っているのではと思います。

2014年2月28日金曜日

ネオアコ仕手筋


ネオアコ仕手筋とは?…ただ単に使ってみたかっただけの言葉です。メイドバイオレ。今回はいわゆるレコードの相場について思ふことをしゃべりたいと思っているのです。この仕手筋という言葉はあながちテーマとは無関係でもないので仕手筋の意味がわからない人は教えてウィキペディア!ということでまずはここでお勉強してみましょう。

 
そもそも中古レコードの値段てどこの誰がどういう風に決めてるんだ?ということがまず疑問なわけです。新作であれば、商売の常識に照らせば、原価+経費+利益で小売価格が自然と決定されます。フツーはこの原価と経費と利益はまあだいたい小売価格に対して各30%くらいで設定すると誰もが納得する範囲内の設定です(※雑貨業界)。そしてこの部分はブラックボックス、当たり前ですが企業秘密なわけで一般の人はここの数字は知ることはできません。つまり、あるメーカーが300円で品物を業者から買って、それを600円で取引先に卸して、取引先は900円でお店で売る、ということです。
 
このブラックボックスの部分をeBAYなどのオークションで買ってるレコード屋などを見てると、先の商売の常識をまるで無視した売り方をしているケースが多々見受けられます。つまり300円でeBAYで買ったレコードを自分の店で30,000円で売っている…というわけです。
 
なんでそんなクレイジーなことがまかり通るのか?そのからくりチキンを知りたいと思うわけですよ。まず中古レコードというのは上記の商売原則が成り立たない、目に見えない相場での価格というのがすべての意思決定機関だと思うわけです。相場って何?そんなのあるのか?と思われると思うかもですが、僕は昔から相場を感じています。
 
例えば、ネオアコ本が発売された時はそこに掲載されているレコードが軒並み品薄になったり寝上がったりした。どこかでデッドストックが見つかると市場に大量に流入して値段が下がる。CDで再発決定のニウスが流れるとそのレコードが不自然なくらいに市場に現われ、しかも値段も下がる、特に最近ではFirestation Recordsのレミスパが発売されるとそこに収録されているバンドのレコードが寝上がる…etc などなどこの目に見えない相場、というものはあやふやながら確実に存在してて、その需要と供給のバランスによって市場の値段は決まってんじゃね?と思ってます。
 
具体的にはCity Giantsの7"はデッドが大量に出回ったので値段が5~6万から短期間で2000円くらいに下がりましたね。過去にはレアだったPenny CandlesやMary-Go-Roundのシングル、あれらは10年くらい前ならば10,000円前後の相場価格だったけど、たぶん欲しい人の手にはすべて渡って、しかも新たな情報などがないので新規のファンがいないっぽいので、結果、値段は数千円レベルで低迷していると僕は考えてます。値段は安くなるのはいいことだけど、それは裏を返せばジャンルとして新規のリスナーを獲得できてないんじゃね?と考えることもできるわけで複雑な心境でもあります。と、まあ市場での相場の価格の推移を見ているとナルホド、色んな情報の断片を見ることができます。ヤフオクに今まではレアだと言われてたレコードが連続で、しかも相場よりも安く出てくれば、それはきっとなにがしかの再発やデッドが発見されたと思ってほぼ間違いないと言えます。ある意味わかりやすい見え方だと思います。海外の場合はどうかということですが、これが意外と難しい。一応プライスガイドみたいなサイトはあるんですが、日本一国だけの場合と違い、eBAYなんかは世界中をターゲットにしてるわけなんで相場感がなかなかつかめない。海外では評価が高くても日本では低かったり、そのまた逆も然りであったり、基本レートは低いが2人の競り合いにより天井知らずな値段が叩き出されたりで…。それは国内でも同じですが相対的に規模が大きいのでなんとも言えないですね。
 
そこでネオアコ仕手筋の登場ですよ。さっきお勉強してもらったように、仕手筋とは以下のような者のことを言います。
 
仕手(して)、あるいは仕手筋(してすじ)とは、人為的に作った相場で短期間に大きな利益を得ることを目的に、公開市場(株式、商品先物、外国為替等)で大量に投機的売買を行う者のことをいう。英語のSpeculator(投機家)に相当するが、摘発が厳格でない事を逆手に、脱法・違法まがいの手法を取り入れ価格操作をおこなう不正な売買筋のことを「仕手」と呼ぶことがある。
 
さて、ここからは中古市場の闇に突入していかなければイカンのですが、ここでいうところの「人為的に作った相場」とは具体的にはレコード屋などのキャプションを指します。言い換えると誇大広告のキャプションという意味です。さらに言い換えると、対して相場的には価値は見いだせないのに、価値のあるモノを引き合いに出して、あたかも価値があるかのように見せる、という意味です。僕たち買い手は提示された商品がまったく未知の場合、音源サンプルが設置していなければそのキャプションのみを参考にしなければならず、ゆえに正しい広告内容が求められるわけです。わかりやすくいえば、うんこが売られててその商品説明にストロベリーな香りがしますとか書くのっていいのソレ?って話です。ダメですよね、そういうことです。そのように明らかに違うだろソレという内容で価値の(まだ)ないレコードを売る業者のことをネオアコ仕手筋と、今朝閃いたので命名しました。本来ならばそのような業者は資本主義の原則にのっとって自然と淘汰されていくべきなのですが、そこは中古市場という閉鎖した世界、情報があまりにも少ないのであわれな子羊たちは騙された!と怒りつつも何回もキャプションにひっかかっていくのです。「摘発が厳格でない事を逆手に、脱法・違法まがいの手法を取り入れ価格操作をおこなう不正な売買筋のことを「仕手」と呼ぶことがある。」とはつまりそういうことです。
 
僕がブログとかツイッターとかyoutubeを使っていろいろやってるのはこういうネオアコ仕手筋から子羊を安全な牧場に誘導したいという気持ちも少しながらあります。まあもっとも一度は痛い目を見なければゆとり世代のようなふざけた大人になっちまうのでそこは勉強も必要だねとも思いますが。
 
つまり結論としてはとにかく色んな情報を色んなところから集めて、常にアンテナを張っておけばネオアコ仕手筋にひっかかることなく有効にレコードライフが送れると思うわけです。まあ僕に言わせればネオアコ仕手筋なんかはある意味必要悪みたいなもので、あのアメリカのうんこそのものなレーベルは一刻も早く爆発して消えてほしいと思う今日この頃です。
 
しっかし…思いつきで書いたにしてはそこそこ文脈も整合がとれてるなと自画自賛。
 
 

 
 

2013年11月15日金曜日

胸キュンネオアコ

さて、ジョジョとスズメのコラボなイラストとともにお送りする今回のお題はズバリ!「胸キュンネオアコ」です。正直に言うとこのワードについて語るのは避けたかった…しかし、こういうあるあるを語る上では逃げることができないことと、ヒマなのでやらないわけにはいかなくなったのであります。

皆さんもレコードやCDのキャプションでこの手のワードを見かけたことがあるかと思います。いわく、「胸キュンなメロディにABCDE」とか「胸がしめつけられるようなキュンとしたABCDE」などなど。僕から言わせてもらえれば、これらの単語うんぬんより、この単語を使う人がきしょいですね。おそらくいい歳したオジサンが胸キュンとかいう言葉をパソコンで打ち込むわけですよ。いったいどういう気持ちで入力しているのか、また、あえてその言葉を使って何を言いたいのか? 僕はこの言葉を目にするたびに恐怖を感じるのと同時に寒気をおぼえます。

そもそも胸キュンて何よ?まずそこからだ。僕が吐き気を覚えるということはなにがしか理由があるはずなんだ。あの、あれ、坂本龍一がいたテクノな人たち、TPPじゃなくってAIUじゃなくって…思い出せない。なんかアルファベット3文字のグループが「君に胸キュン」とかいう曲を歌ってた気がする。あとはやっぱり、そこそこのおっさんには手放せないマガジンで連載してた「ボーイズ・ビー」、このあたりにカギがあると思うんだ。つまりアレですよね、「恋愛」とか「青春」とかっていうことだよね。フフンとした笑いがでちゃいますよね、オッチャン達がそんなこと思いながらキャプションつけてるんだから。

つまりはノスタルジィ。そんなヤングなデイズがリマインズなサウンドってことだ。これは僕のものすごい偏見なんだけどクソみたいな若者時代を過ごしたヤツほどこの手のメロには弱い気がするんだ。逆にリア充だった奴にはさほど通用しないと思う。なぜなら充実した連中は過去を振り返る必要がないから、過去(←あの日の思い出、と言い換えても可)を思い出させる旋律には無頓着なのだ(と、思う)。だから胸キュンネオアコという言葉に反応する奴はクソみてーな10代を過ごした人なのだと決めつけたいと思います。大丈夫です。恥じることはないのです。なぜならばそういう報われない人のために音楽はあるのですし、何を隠そう吐き気を覚えるとかいっておきながらこの僕もちょっと反応してしまうからです。

ただ、友人とかと「このバンドは胸キュンでさあ~」なんて会話は口が裂けてもできない。もししろと言われたら俺は死ぬ。

2013年11月13日水曜日

蒼いネオアコ

さあ今回もやってきましたネオアコあるある。第何回目かな?忘れちゃったよ。今回のお題は「蒼いネオアコ」。みなさんは聞いたことはありますかこの言葉を? 「青い」じゃなくて「蒼い」、これがポイント。使い方としては、「あのサウンド、蒼いね~!」というように形容詞として使用します。レコード屋さんの紹介文を見てれば必ず1回は見つけることができるであろう、使用頻度の高いワードです。そもそも「蒼い」って何よ? なんで「青」じゃなくって「蒼」なん? と思った方もいるかと思いますので今回はその示すものを一緒に考えてみたいと思います。

まずは、助けてウィキペディア!ということで「蒼」について調べてみたところ、

「あお」と訓じられる漢字としておよびもある。これらもまた総称としての青の範疇であるが、「青」よりも固有色名としての性格が強い。
は、干した青草のような色、生気の無い青色を指し、不透明、くすんだ青色を意味する。「蒼蒼」は、あおあおとしたさま、草木などの茂るさまを指す。中国では、蒼を時々使う場合は曇り空、遠山のようなくすんだ青色を指し、例えば"蒼茫的天空"、"遠山蒼蒼"という表現がある。この点で「青」「碧」「藍」とは区別される。

とのこと。ふむふむナルホド。青とは厳密には色自体が違うわけね。干した青草のような色、生気の無い青色を指し、不透明、くすんだ青色。つまりこのイメージに沿うようなサウンドを「蒼いサウンド」と形容するわけか。一歩進めてイギリスのどんよりとした曇天(行ったことないから妄想だけど)、そのものズバリ生気のない貧乏なフリーター、学生などなど、こういうイメージと連結させると「蒼いネオアコ」が何を示すのかある程度は説明がつくと思うんだがどうだろうか? ただこういう連中がハードコアをやる可能性もなきにしもあらずなんで今一歩弱い気もします。…ああ思いついた! こういう連中が鳴らす音うんぬんで語るのではなく、ネオアコのバンドの音が蒼のイメージを連想させるわけだ! これなら説明がつく。これで一応意味はわかった。

しかしながら、いくつかの懸念点があるんですが、個人的には「蒼いネオアコ」ってワードが示すのは、なんかこう、超寒い冬の夜空~みたいなイメージを持って今まで生きてきてしまったことと、なんか「純粋」「無垢」「イノセント」的な意味合いも含んでるような気もするんですがみなさんどう思いますか? どうでもいいですよね。そんなこと生きていく上でちいとも必要じゃないから。


ちなみに僕的には蒼いネオアコといえば真っ先にコレが思い浮かぶんですが、どうでしょうか? もっともさっき決めつけた定義のイメージには沿わずに勝手に思い込んでた僕の定義に沿っているんですが…。もしもちゃんとしたことを知ってる人がいたらビシッと教えてほしいのです。

おっと、いけねえ。仕事に戻らねば!

2013年9月28日土曜日

スッタカドラム

さて、ネオアコあるあるの第3回目です。さしたる反響もないのですが、きっと全国のよいこのみんながレコードを買おうかどうか迷ってる時にキャプションで見かけたものの、意味がまったくワカンネ!ということのなきように人知れず頑張りたいと思います。自信まんまんにキャプションで書かれたところで買う側のわれわれが全く理解してなければまるで意味がないことになってしまうのです。

スッタカドラム(類義語:スタッカドラム)、という単語を聞いたことがあるだろうか? 10年以上も前からいろんなネオアコ系のレコード屋さんの必殺の決めゼリフ的な文言として登場する歴史のある単語です。ただね、残念なお知らせがあります。かなり昔からその手の音を聞いてる僕なのですが、その単語は一度たりとも僕のハートにささったことがないんすよ。わけがわかんねえから。そもそもその単語が武器として何の役に立つのか、そこからしてわかんない。

ただ、そう言ってしまうともう終わってしまうんでそこそこ真面目に考えてみたいと思うわけであります。僕が思うに…Ugly Man Recordsっというレーベルがあり、そこのいくつかのバンドが鳴らすリズムパターンに関してこの単語が当てはめられてたような気がします。そこからその手のドラムビートを総称してこの単語を使うようになった…と思うわけです。つまり、スッタカドラム→Ugly Man Recordsのいくつかのバンド(といってもそれらのバンドが時々鳴らすリズム、いっつもではない)の特徴的な音、と思うのですがエライ人、どう思いますでしょうか? まあ仮にこの説が正しいとすると、そのいくつかのバンドの音を知らなきゃ話にならないわけで、ヘビーなリスナーにはアピールできるかも知れない(ただし、意味を理解してるという前提で)が新しい世代のリスナーにはハナからわかるわけがないのであります。だって知らなきゃわかんないんだから。

じゃあ、ヲッサンよぅ、そのいくつかのバンドて何よ?と思われるでしょう。残念、若者よ。先に書いたとおりオレはこの単語には踊らされてないんでようわからんのじゃ。が、推測としてはThe Desert Wolves,The Danny Boys,County FathersなんかのUgly Man Recordsがそうだと、思ふ。



具体的にはこんなカンジ。で、こんなドラムビートを持つ曲を紹介する時にスタッカドラムという単語を使うのだと思ふ。例えばこのバンドを説明するのに使われる。



もっとね、僕がリズムに詳しければそれっぽく書けるんだけど悲しいことに僕はただのしがないさらりーまん、そこはあきらめてください。

ちなみに外国ではこの単語を見かけたことは一度たりともない。もっとも青春ネオアコやら柑橘系ネオアコやらノイローゼとしか思えない単語も見かけたことはないので間違っても外人さんに"youth day neo-aco"、"young neo-aco"、"fresh fruit neo-aco"なんて自分なりに英訳して使わないように。たぶんoh...と絶句されます。

以上でございます。もしも「あ?ちげーよ」と思われた方はセルフサービスで答えを見つけてください。クレームなんてしないでね♪ 

2013年9月15日日曜日

柑橘系ネオアコ

関東地方の皆さんはこの週末タイフーンが直撃するんじゃね?っていうニュースにおびえているのではと思います。何を隠そう僕もそのクチでして、急きょヒマになってしまったんですね。というわけでここ数日更新が頻繁なわけです。ええ、しょせん僕は魔都トーキョーの片隅でひっそりと孤独に暮らすサラリーマンなだけです。悲しくはないです。なぜなら家にはお魚がいっぱいいるから…。

今回はネオアコあるあるの第2回目、「柑橘系ネオアコ」いってみましょう。まずこのワードには類義語がいくつかあり、「ジューシィなサウンド」、「あまずっぱいメロディ」などがあります。レアワードとして管理人は過去に1度だけ「ストロベリーコーラス」なる単語を見かけたことがあります。まずですね、ネオアコを10年以上は軽く聴いてきた僕として、この単語達も同じくらい古くから業界内(?)では散見されるんですが、結論から言うと、何を言ってんのかさっぱりわかんない。ということです。基本レコ屋が狂ったかノイローゼ気味なんだろうなあと昔から思っています。だからこんな言葉が出てきたのかと。だって、音には色はない、匂いもない、味もないじゃんか。…これで終わってしまうんですが、それだと何の解決にもならないのでもちょっと真面目に考えてみたいと思います。

「甘いボーカル」という表現は時としてみかけます。僕としては正直この時点でもうよくわかんないんですが、過去の歴史を紐解いてみるに、「音程低くてクリアな声」、「それにムーディなメロがくる」ってカンジでしょうか? そういうのを=甘いメロディ、と呼ぶと仮定すれば表題に対する答えの端緒になりうるかと思います。つまり「あまずっぱい」てのは「柑橘系」とほぼ同義だと思うんだ。みかん、りんご、レモンなんかの果物がそれに相当するかと。だからさきほどの「甘いメロディ」を同じように「甘い」を果物に変換すると…梨とか? ダメだな、果物路線からの証明は厳しそうだ。ちとこの路線はペンディング。

さて、みなさんは「青春ネオアコ」なる単語をご存知でしょうか? 青春なんですよとにかく。この青春ネオアコと柑橘系ネオアコはよく関連づけられる、というか場合によってはほぼイコールな場合もあります。つまり! ここで考えなければいけないのは、「柑橘」類からイメージと「青春」というイメージを結び付けるものがキーになってくるってことです。ココが重要でね、ココをクリアしないと話は進まないのですよ。

僕が思うに、中二・部活・夏・休憩時間・汗だらだら・青い空と入道雲・ポカリ(ゲータレードでも可)・川原の土手・草がいっぱいetcという連想ゲームだと思うんですね。曲を聴いててこれらのワードを連想させるような音が青春ネオアコなんですよ…たぶん。それでイコールとして柑橘系というのは先ほど書いたとおりなので、ココに答えが一応出たと重いわけです。解釈をもうちょっと詳しく書けば、さきほどの連想ゲームから、トータルとしてのイメージは「もう取り戻せないあの日の思い出」→「キュンとくる」→「甘くもちょっと切ない」→(ココ苦しいところだなあ)→「あまずっぱい」。というのが僕の学説です。いかがでしょう?

強引にOKとして下さい。ここまでで「柑橘系ネオアコ」=「青春ネオアコ」=「あまずっぱいメロディ」、そしてその定義とは?というところまで書いたと思います。

でですね、柑橘系ネオアコはじゃあどんなのがそれなんじゃい!と思われると思います。僕の知識では35 Summersの"Really Down",Machine Gun Feedbackの"Dig It",Nautical Williamの"Love House",Big Red Busの"All I Need"なんかがよく使われてると思います。共通してるのはマンチェ期のインディダンスなんですね。つまりだ、ギターの音がクリアで、フーとかウーとかいうコーラスがありーの、リズムはちょっとダンス寄り、メロは流れるようなカンジ…ってのが該当するのかと思います。つまりこれらの音を概して柑橘系ネオアコと呼ぶ(ただし、日本オンリーで)のであります。

ということで今後、どこかで果物屋やスーパーの広告じゃなくてレコ屋のキャプションで柑橘系やら青春やらあまずっぱいなどの単語を見かけたら、ああそういうことを言ってるんだと覚えてもらえればと思います。ある意味で言葉選びのセンスがあるねえと思い、ある意味で心底バッカじゃねえ、と思わせる複雑な言葉だと思います。

異論のある方は自己解決で答えを見つけてください。なぜならこっちは100%思いつきなので。笑

次回は気が変わらないかぎり「スッタカドラム」の巻をお送りする予定です。

2013年9月14日土曜日

商業ネオアコ

商業ネオアコ…もう十年以上前からこのワードを耳にします。で、同じくらい僕は悩んでおります。誰でもいいからこの言葉の意味を教えてくれないだろうか?

まず、商業というくらいだからお金が絡んでいるんだろうということは想像できます。そこから僕が導き出した結論は二つ。①所属レーベルがインディではない ②録音・機材が豪華 の二つです。①についてはネオアコ=イギリスの若者=お金がない=インディーと契約して一攫千金かぁ? という推測の元に成り立っています。ただ、これについての反証はいくつも挙げられます。じゃぁクリエイションなんかはメジャーから配給されたりとかもしてたわけだがそういうのはどうなる? クリエイションからのリリースはネオアコじゃなくなるじゃん。また、それこそアズテックキャメラとかペイルマウンテンズとかはメジャーからリリースしてるわけでそうゆのはどうなる? この二つのバンドを例にとって、過去に商業ネオアコなどと呼ばれてるのは見たことも聞いたこともない。なんてことを考えると①は違うのかなあと思います。②に至ってはもう思いこみというかノイローゼみたいなもので、音が豪華だったら商業ネオアコ呼ばわりしてたら訴えられるような気がします。

Two People、Jimmy Jimmyなんかの音を評する時にこの商業ネオアコという言葉をよく聞きますが、彼らがなんでそう呼ばれるのかが長年の謎というかテーマなわけです。別に金がほしくたっていいじゃん、というかみんなある意味お金のために音楽やってるわけで。フィールドマイスとかのサラレーベルとかもそうでしょ? そうじゃなければ自腹でレコードをプレスして街角で配ってればいいわけだし。おそらくだが、このふた組がそう呼ばれるのはレーベルがインディーではなく、録音状態がいいから、また録音機材もふんだんに使ってるからだと思うんだけれども、それだけで商業ネオアコ呼ばわりするのは失礼だと思うわけですよ。根本として商業=魂を売った、的な考えがある気がしてトータルとしてこのワードにはあんまり良くない印象があるんですが、どうでしょう? 肯定的に使われてるのを見たことがないんですよね。

とまぁよくわからないクセに(ただし意味合いとしてはネガティブ)、長い間使われてるこの単語、どこかで誰かがバシっと意味を定めてほしいもんです。そして誰がこの単語を使いだしたのかぜひ知りたいものです。僕的には、じゃぁThe Farmer's Boysは農業系ネオアコだと思うし、Fish John West Rejectは漁業系ネオアコとして広めたいです。どうせ中身がなくて偏見に満ちた造語なんだからなんでもアリでしょう?

しつもん


Q: はじめまして。こんにちは。いつもブログを拝読しております。新コーナーへの質問ということで、前からお聞きして  
  みたかったことがあります。オブスキュアなネオアコを追求し始めるきっかけとなったアルバムまたはアーティストを  
  教えていただけますか

というわけで新コーナーに関してさっそくのご質問をツイッター経由で頂きました。リアクションありがとうございます。全力でお答えしたいと思います。

さて…質問は3行なわけですが、これは意外にも深いですよ。まずオブスキュアうんぬんという言葉の響きはあんまり好きじゃないってことと、オブスキュアだかを追求している、というつもりは少なくとも僕にはないのですよ。つまり何が言いたいのかというと、誰も知らない誰も見向きもしないでも素敵な音楽を鳴らしてたバンドを見つけて一人悦に入りたい(&ちょっとだけドヤ顔をしたい)、というのが僕的はしっくりきます。まあそれをオブスキュアものっつーんだよ!と言われればそれまでなわけなんですが、もはやどうでもいい問題です。

こう、何て言うのかな、ある1枚のレコードを手に取り、「よし!ココからがスタートだ!」っていう感じではなく、気がつけば…という流れなのでこの質問に答える=僕の音の歴史、になると思うのでその辺を語ってみたいと思います。

当時、千葉県の木更津に住んでたまぎれもない田舎者でした。で街のCD屋さんで1枚のCDを手に取ります。それがThe Lilac Timeの"All For Love & Love For All"だったのです。その当時でもこのCDは売れ残りのデッドストック扱いの新品でしたね、今思えば。それまではどっちかというとエレポップが好きであとはロッキンオン誌のおススメの音を買ってみるというごく普通の田舎者だったわけですが、このThe Lilac Timeの3rdがかなりのお気に入りになって、ライナーや雑誌で情報を探すと(当時はインターネッツがなかった)、2ndと1stもあるという。ただ、当時はCDはあんまり売ってなく、ほとんどがLPしかないみたいでした。さぁ困った。木更津シティーにはLPを置いてるような店はなく、かといって魔物が棲む街、TOKYOなんか行けるわけがない。ということで少年がとった行動は往復はがきでの問い合わせ(当時はインターネッツがなかった)とテレホンでの問い合わせという行動に出ました。そしてなんだかんだで新宿のジャニ
コクソー・エーという店名の意味のわからないお店にストックがあることを確認して、世紀末都市新宿へと旅立ったわけです。地図を片手に握りしめ。のちにそれを聴くためにターンテーブルも購入しました。

The Lilac Timeの音がすべての基本となり、その音に似たようなバンド、影響を受けたバンド、同じレーベルのバンド…という風にだんだんと音の捜索範囲が広がっていきました。ロッキンオン誌、うんこクロスビート誌、MTV、あと番組としてBeat UK、ホットメニューのコーナーでおなじみカウントダウンUSA(当時はインターネッツはなかった)などで情報を集め、そして東京デビュウした(進学のため上京)僕が重視したのはレコード屋さんめぐり。レコ屋めぐりでは上記のメディアに現れない音をいくつも紹介してましたからねー必須でした。新宿・渋谷・池袋・お茶の水のそれ系のレコ屋は全て週1のペースでパトロールしてました。だから最終的には在庫状況もほぼ覚えました。ただ侮れないのが中古盤は毎日入荷するんでそこだけは把握できなかった所でしょうか?

そうこうしている内にインターネッツというものが普及してきて僕の武器にネットが加わります。ヤフオクなんかで取引させて頂いた方とお知り合いになりさらに情報が増え、さらにほしいレコードが増えます。この頃はレコ屋の月イチ放出日に並んだりとかテレホンダッシュとかもよくやってました。さて、そういう生活を続けているとやがて壁にぶつかります。ほしいレコがあっても国内じゃ見つけらんねえ…というものです。そこで目を向けるのは海外ですよ。ネオアコ師匠に海外通販の手ほどきを受けて、ついにメジャー、じゃねえや海外デビュウ。eBAY、海外のレコード屋etc。この海外デビューによってなかなか聴けなかったあのレコードやこのレコード、CDが聴けるようになったのです。この時点でわかったのは日本のレコ屋にも悪徳とそうでないレコ屋があるということ。なにしろ原価と相場価格、下手すりゃレコ屋がeBAYなんかで買ってるわけですからね。また、当時はネオアコバンドのウェブサイトとかほとんどなかったような時代なのでバンド名を頼りに検索して掲示板とか関係ないサイトに突撃していってましたね。

そしてFirestation Recordsができて、ココからの情報も大きかったです。所詮アメリカのクソレーベルは猿真似なんでその内滅びるでしょう。最近ではFacebookやyoutubeなんかもありますので、いわゆるオブスキュアなバンドの情報はわりと簡単に見つけられます。ただね、僕はあまのじゃくなんでそういうメディアに出てくるようなバンドの発掘にはあまり興味はないのです。それこそ口伝でしか伝わってないような、またサイトに1行のみしか情報がないような、「○○ってバンドはいいらしいよ。」という信憑性ゼロな情報とか、ジャケ買いとか、デモしか出せなかったバンドとかでいい音楽を見つけることの方が興味があります。ココでいうイイ音楽ってのはもちろん僕的にってことですが。

というわけで、質問の答えとしてはThe Lilac Timeということになります。

ちなみに僕はThe Lilac Timeが下敷きになってるんで、アズテックキャメラとかペイルマウンテンズとかおれんじじゅーすとかは音の下敷きになっていません。ゆえにいわゆるネオアコ御三家と呼ばれる彼らの音をいいなと思ったことは基本的にはありません。ついでに言えばフレンズアゲインとかプリファブとかもいいと思ったことはありません。かなりクセのある聴き方をしてて、ネオアコ道の正統派ではないのでご注意を。北斗劉家拳みたいなもんですね。



2013年9月8日日曜日

新コーナー

ずーっとネオアコ/ギターポップといわれるジャンルを聴いてきましたが、いまだに意味がわからない専門用語(?)がそこかしこにあります。ココではそれらの内容を紹介しつつ、独断で意味を決めつけたいと思います。だからココで勉強しておけばどこか他の場所でそうゆう言葉を見かけても「ふふーん、なるほど」と知ったかぶりができると思うのです。ただ、勝手に決めつけてるんで間違ってたら恥をかいてしまうかもしれません。そのあたりは自己責任でお願いします。だもんで、できれば間違ってる場合にはズバリと「ちっげーよバカ!」と指摘して頂きたいなと思います。あと管理人は最近ネオアコよりも金魚の飼育に熱をあげてるんで更新が遅くなるかも知れません。というわけで皆さんからの疑問質問なんかもお待ちしておりまーす。