さて、ジョジョとスズメのコラボなイラストとともにお送りする今回のお題はズバリ!「胸キュンネオアコ」です。正直に言うとこのワードについて語るのは避けたかった…しかし、こういうあるあるを語る上では逃げることができないことと、ヒマなのでやらないわけにはいかなくなったのであります。
皆さんもレコードやCDのキャプションでこの手のワードを見かけたことがあるかと思います。いわく、「胸キュンなメロディにABCDE」とか「胸がしめつけられるようなキュンとしたABCDE」などなど。僕から言わせてもらえれば、これらの単語うんぬんより、この単語を使う人がきしょいですね。おそらくいい歳したオジサンが胸キュンとかいう言葉をパソコンで打ち込むわけですよ。いったいどういう気持ちで入力しているのか、また、あえてその言葉を使って何を言いたいのか? 僕はこの言葉を目にするたびに恐怖を感じるのと同時に寒気をおぼえます。
そもそも胸キュンて何よ?まずそこからだ。僕が吐き気を覚えるということはなにがしか理由があるはずなんだ。あの、あれ、坂本龍一がいたテクノな人たち、TPPじゃなくってAIUじゃなくって…思い出せない。なんかアルファベット3文字のグループが「君に胸キュン」とかいう曲を歌ってた気がする。あとはやっぱり、そこそこのおっさんには手放せないマガジンで連載してた「ボーイズ・ビー」、このあたりにカギがあると思うんだ。つまりアレですよね、「恋愛」とか「青春」とかっていうことだよね。フフンとした笑いがでちゃいますよね、オッチャン達がそんなこと思いながらキャプションつけてるんだから。
つまりはノスタルジィ。そんなヤングなデイズがリマインズなサウンドってことだ。これは僕のものすごい偏見なんだけどクソみたいな若者時代を過ごしたヤツほどこの手のメロには弱い気がするんだ。逆にリア充だった奴にはさほど通用しないと思う。なぜなら充実した連中は過去を振り返る必要がないから、過去(←あの日の思い出、と言い換えても可)を思い出させる旋律には無頓着なのだ(と、思う)。だから胸キュンネオアコという言葉に反応する奴はクソみてーな10代を過ごした人なのだと決めつけたいと思います。大丈夫です。恥じることはないのです。なぜならばそういう報われない人のために音楽はあるのですし、何を隠そう吐き気を覚えるとかいっておきながらこの僕もちょっと反応してしまうからです。
ただ、友人とかと「このバンドは胸キュンでさあ~」なんて会話は口が裂けてもできない。もししろと言われたら俺は死ぬ。
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