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2013年9月15日日曜日

柑橘系ネオアコ

関東地方の皆さんはこの週末タイフーンが直撃するんじゃね?っていうニュースにおびえているのではと思います。何を隠そう僕もそのクチでして、急きょヒマになってしまったんですね。というわけでここ数日更新が頻繁なわけです。ええ、しょせん僕は魔都トーキョーの片隅でひっそりと孤独に暮らすサラリーマンなだけです。悲しくはないです。なぜなら家にはお魚がいっぱいいるから…。

今回はネオアコあるあるの第2回目、「柑橘系ネオアコ」いってみましょう。まずこのワードには類義語がいくつかあり、「ジューシィなサウンド」、「あまずっぱいメロディ」などがあります。レアワードとして管理人は過去に1度だけ「ストロベリーコーラス」なる単語を見かけたことがあります。まずですね、ネオアコを10年以上は軽く聴いてきた僕として、この単語達も同じくらい古くから業界内(?)では散見されるんですが、結論から言うと、何を言ってんのかさっぱりわかんない。ということです。基本レコ屋が狂ったかノイローゼ気味なんだろうなあと昔から思っています。だからこんな言葉が出てきたのかと。だって、音には色はない、匂いもない、味もないじゃんか。…これで終わってしまうんですが、それだと何の解決にもならないのでもちょっと真面目に考えてみたいと思います。

「甘いボーカル」という表現は時としてみかけます。僕としては正直この時点でもうよくわかんないんですが、過去の歴史を紐解いてみるに、「音程低くてクリアな声」、「それにムーディなメロがくる」ってカンジでしょうか? そういうのを=甘いメロディ、と呼ぶと仮定すれば表題に対する答えの端緒になりうるかと思います。つまり「あまずっぱい」てのは「柑橘系」とほぼ同義だと思うんだ。みかん、りんご、レモンなんかの果物がそれに相当するかと。だからさきほどの「甘いメロディ」を同じように「甘い」を果物に変換すると…梨とか? ダメだな、果物路線からの証明は厳しそうだ。ちとこの路線はペンディング。

さて、みなさんは「青春ネオアコ」なる単語をご存知でしょうか? 青春なんですよとにかく。この青春ネオアコと柑橘系ネオアコはよく関連づけられる、というか場合によってはほぼイコールな場合もあります。つまり! ここで考えなければいけないのは、「柑橘」類からイメージと「青春」というイメージを結び付けるものがキーになってくるってことです。ココが重要でね、ココをクリアしないと話は進まないのですよ。

僕が思うに、中二・部活・夏・休憩時間・汗だらだら・青い空と入道雲・ポカリ(ゲータレードでも可)・川原の土手・草がいっぱいetcという連想ゲームだと思うんですね。曲を聴いててこれらのワードを連想させるような音が青春ネオアコなんですよ…たぶん。それでイコールとして柑橘系というのは先ほど書いたとおりなので、ココに答えが一応出たと重いわけです。解釈をもうちょっと詳しく書けば、さきほどの連想ゲームから、トータルとしてのイメージは「もう取り戻せないあの日の思い出」→「キュンとくる」→「甘くもちょっと切ない」→(ココ苦しいところだなあ)→「あまずっぱい」。というのが僕の学説です。いかがでしょう?

強引にOKとして下さい。ここまでで「柑橘系ネオアコ」=「青春ネオアコ」=「あまずっぱいメロディ」、そしてその定義とは?というところまで書いたと思います。

でですね、柑橘系ネオアコはじゃあどんなのがそれなんじゃい!と思われると思います。僕の知識では35 Summersの"Really Down",Machine Gun Feedbackの"Dig It",Nautical Williamの"Love House",Big Red Busの"All I Need"なんかがよく使われてると思います。共通してるのはマンチェ期のインディダンスなんですね。つまりだ、ギターの音がクリアで、フーとかウーとかいうコーラスがありーの、リズムはちょっとダンス寄り、メロは流れるようなカンジ…ってのが該当するのかと思います。つまりこれらの音を概して柑橘系ネオアコと呼ぶ(ただし、日本オンリーで)のであります。

ということで今後、どこかで果物屋やスーパーの広告じゃなくてレコ屋のキャプションで柑橘系やら青春やらあまずっぱいなどの単語を見かけたら、ああそういうことを言ってるんだと覚えてもらえればと思います。ある意味で言葉選びのセンスがあるねえと思い、ある意味で心底バッカじゃねえ、と思わせる複雑な言葉だと思います。

異論のある方は自己解決で答えを見つけてください。なぜならこっちは100%思いつきなので。笑

次回は気が変わらないかぎり「スッタカドラム」の巻をお送りする予定です。

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