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2023年1月18日水曜日

Teen Anthems


懐かしい。Teen Anthems。90年代末から2000年初頭にかけて悪意をメチャクチャにばらまいていったウェールズの青年のユニット。自分、2010年にmixiのネオアココミュニティで特集の記事書いてた。

このめちゃくちゃなポップさ加減は今でも色褪せてはいない気がする。そのポップな音から日本のネオアコシーンでも人気だった彼(ハチャメチャな音だったけど)だけど、最後は写真とモトクロスバイク(だったかな?)に興味が移り、自然消滅。まぁ怒り続けるっていうのも体力使うからね。彼の運営してたレーベルのSonic Art Unionから最後のリリースとしてCDを出せたのはリスナーとしてはありがたかったな。まぁ、ほとんどの曲がリミックスを施されてて原曲の雰囲気はなかったけど。

当時はTeen Anthemsを特集したウェブページがいくつかあったけど、さっき調べたら全部消滅してた。あと、インターネッツで検索かけるとほとんど情報が出てこない。いやあ時の流れって残酷ですね。この時点でもう忘れ去られた存在になってしまっております。

幸か不幸か彼の音源はほとんどmp3化してますので、ご興味のある方はリクエストしてくれればアップロードします。あと、mixi内に記事も残ってるのでご興味のある方はどうぞ。ちなみに自分はmixiのパスワード等忘れちゃったんで見る事がもうできません泣

■■追加記事分■■
 リクエストを頂いたので他の曲もアップロードします。一応ちゃんとした情報を。Teen Anthemsはウェールズ出身のJohn William Daviesのユニット名で他にもSupercute,Smile,Step Pistolsなんかの変名ユニットとしても活動していて、自身のレーベルであるSonic Art Unionからリリース。どのシングルも限定でCDrだったり、片面7インチだったりとひねくれたリリースで知られていて、当時から入手困難、というよりリアルタイムでの入手はほぼ絶望的だった。音はデジタル・ハードコアな支離滅裂なものから自身がボーカルを取ったり、知り合いの女の子に歌わせたシンセポップだったりだったが、基本ポップなメロディセンスがあったので当時から日本の一部でも人気がありました。

   

"We're Indie Shirt"はスウェーデンのPunk Boyというユニットとのスプリット7インチからの曲…のリミックスバージョン。これは確かウェブからのダウンロードオンリーだったかな?


"Welsh Bands Sucks"は7インチのタイトル曲。なんて曲名だ、って話だけど当時の噂では同郷のマニック・ストリート・プリーチャーズが大嫌いでそのことについて歌った曲だとかなんとか。ただ、ぱっと聞く限りではめちゃくちゃ小気味のいいシンセポップであります。


どうも彼はふるさとのウェールズをこよなく愛していた模様で、同郷のヘレン・ラブとのスプリット7インチからの曲でタイトルはそんなウェールズの都市の名前の"Swansea City"。


涼しげなサウンドのエレポップだけどタイトルは"I Hate Oasis(And I Hate The Beatles)"。当時はかなり物議を醸したであろうこの曲。なにしろ僕がyoutubeにアップした時点でも海外のビートルズ警察とオアシス警察からコメントが来てたから。その時のやりとりがyoutubeコメント欄に一部残ってるんでよろしければどうぞ。


これが今のところラストシングルのはず。ダウンロードオンリーでCDには入ってなかった(はず)。クラタトシコさんにボーカルをとってもらった曲。"Rollercoasting"。


厳密にはJohn William Davies氏のユニットではないんだけど、同系統なんで。スウェーデンのユニットのPunk Boyの"Teenage Riot"。まああれだよね、タイトルから考えるに中二病だよね。


Supercute名義。名門Elefant Recordsからのリリース。女声ボーカルなシンセポップな"Jamie Theakston"。そりゃあ日本でもその手の音が好きな人がほっとくわきゃないよねという曲。ちなみに"What A Girl Wants"のボーカルとは別の女の子です。


Supercute名義。"Gimme Indie Pop"。そのものズバリなインディーポップ。


Steps Pistolsは言うまでもなくSex Pistolsをもじったユニットでこの名義を使うときはデジタル・ハードコアなメチャクチャなサウンドになるのが特徴。ただし、どこかポップな空気を感じます。Whigfieldの"Saturday Night"が元ネタですね。


"What A Girl Wants"と同じBoyzoneの"Love Me For A Reason"を元ネタにした曲。執拗にこの曲を使っているわけですが一体どういうつもりなんでしょうねえ。


これ元ネタなんだっけな。絶対知ってる曲だったはずなんだけど…。忘れてしまったぞ。と書いた所で思い出した。Cherの"Believe"だ。


こいつはレア音源だぞ。ご存じFatbboy Slimのあの曲をあんまりひねりもなくリミックスした曲。なんでも当時の噂ではこの曲は無断でリリースしたとかでCDr(限定50枚)が光速で発売中止になったとかいうシロモノ。今回この記事を書くにあたって何気なく検索したら出てきた。これは早めにyoutubeからDLしといた方が良さそうだ笑


Teen Anthems唯一のCDに収録された"What A Girl Wants"のPunk Mix。


別名義のSmileのシングルをアルバム用にリミックスした曲。

ところで、John William Davies氏、ずっと引退してたかと思ってたら2022年からリミックスワークで復活してるではないですか! Spotifyで名前を検索すると2曲リミックスした曲が出てきます。1つはこれまた同郷のバンド、Swansea Sound(HeavenlyとかThe Pooh Sticksが関わってる)のリミックスと、Shampoo(覚えてるかい?)の、あの"Trouble"をなんだか少年が歌ってるというリミックス。どちらも割とオーソドックスなシンセポップに仕上がっているけど現場復帰はうれしいなあ。




6 件のコメント:

  1. これめちゃポップでいいですね〜
    90年代のmy life story なんかを思い出します。
    ボーカル全然違いますが笑
    よろしければ他の曲もアップロードしていただければ嬉しいです!

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  2. この曲は当時のアイドルグループのヒット曲のサビの部分を抜き出して曲を作って女の子に歌わせた力技な曲で、リリース形態が片面7インチの2枚組かつ限定という狂ったシロモノでした笑 了解しました。ほかのユニット等アップロードしますね!

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  3. うわー!めちゃ嬉しいです!
    こういうデジタルではちゃめちゃなの好きなんですよね〜
    こんな無理やりな曲だったのにはびっくりですが僕の心にはヒットしました笑
    他の曲も有り難く聴かせていただきます!アップありがとうございます!

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  4. ぜひ楽しんでくださいね。他にもこんなのアップしてほしい的なリクエストがあれば遠慮なくおっしゃってください。

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    1. マジですか!?
      嬉しすぎます!
      実は昔このブログで聞いた曲もう一度聴きたいのがあったんです
      The Wishing Stones Surely
      ものすごく好きな曲だったので是非お願いします!

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    2. 今設定を変更しましたので聴けるようになっています。どうぞお楽しみください。しかしずいぶんと久しぶりに聴きましたがイイですねコレ。

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