Translate

2022年12月20日火曜日

Seashells

Seashells。昔、確か90年代前半頃なぜかスウェーデンのギターポップバンドがニポンで脚光を浴びてどれこもれも日本盤が発売された時期があったのですよ。記憶ではThe Wannnadies,This Perfect Day,Eggstone,The Acid House Kingsあたりが日本盤で発売された頃かな。その少し後位にこのSeashellsが注目を浴びたようなそうでないような。まあ、どっちが先かとかは2022年になった今ではどうでもいいことです。彼らってトータルで4枚アルバムを出してるけど、レーベルがドイツ、スウェーデン、日本、DLオンリーと全て違う国・フォーマットなのよね。面白いね。

Seashellsの鳴らす音は正にザ・ギターポップ!な音。ヘビメタとかハードコアが好きな人が聴いたら10秒とは持たない軟弱(※イメージ)な音。こういう音を作り出す人は決してオレオレ詐欺とかイジメとかはやらないんだろうなと思わせる音。やさしい世界。

2017年にベスト盤をリリースしてたのね。全く知らなかったよ、と思ったらどうもDLオンリーみたいだ。現実逃避にはもってこいなサウンド。ヘッドホンをつければ世の中の嫌なことを忘れられる。仕事のこととか将来の事とか高血圧のこととか悪玉コレステロールの値の事や糖尿病の指標のHb1acの数値のこととか。


"Lovebirds"はセカンドアルバムに収録されていた曲。日本でいわゆるクラブヒットした曲。スウェディッシュ・インディー・ギターポップと言えばコレです的な名曲です。シンガーの人の優しそうなナイーブそうな声はバンドの特徴なんだけど、唯一、ビジュアルがイケてなかったのが悔やまれる。なんか新橋辺りにゴロゴロいるサラリーマンみたいなビジュアルなんだよね。


"Beatrice"…正直に告白しなければならないが、結構長い間、「ビートライス」と読んでいて、砂糖の原料のビート(甜菜)と稲関連の何かの作物のことだと思っていた。しかし、人名の「ベアトリーチェ」とのこと。汚ねえよ、それなら"Police"だってポリーチェじゃねえか!と憤慨したのは言うまでもない。個人的な話はさておき、本当にキレイな曲を書くよねえ。


"Looking After Your Flowers"。Seashellsはギター/キーボード/バッキングボーカルのErik Domellöfという人がバンドの心臓なんだけど、彼はSeashells解散後はCélesteを結成。日本でもちょびっとだけ知られているよね? 


ちなみに彼らのyoutubeでは2020年頃の新曲などをアップロードしています。どうやら3人組になってちょこちょこと新曲をSNS上で発表してたり、過去のデモ曲や未発表曲なんかをアップロードしたりしてマイペースで活動している模様。シンガーの人もおじさんになって相応のルックスになって違和感もない! あと、当初はバンド名に"The"はつかずに単にSeashellsだったけど、途中からThe Seashellsになりました。

2 件のコメント:

  1. ここ最近の怒涛の投稿を一気に読ませていただき、当時の懐かしさが蘇えるのと当時に、まだ聴いたことがない素晴らしい音楽への探求心が呼び覚まされました。
    今後の投稿も心から楽しみにしています。

    返信削除
  2. なんていうか、抑えておくべきバンドとかアルバムとかあると思うんですが、ながーい年月の間にそれすらも風化してしまったような印象を持っていて、オブスキュア!なものではなく、そういう風化していったベーシックなものを再発見したいね、という気持ちの方が強いです。素敵なコメントありがとうございます!やる気がでてきます!

    返信削除