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2020年9月15日火曜日

Raymond & Maria

 

色々と思う所があるすえーでんのRaymond & Maria。デビューは2002年だから21世紀になるわけだね。編成はよくあるフロントに女の子が2人でバックに誰でもいい男どもが数人というパターン。これもありがちだけど顔も名前も知らんがバックの男どもの内の1人がブレインでソングライティングも担当。

そんな今風な若者たちだけど基本すえーでん語で歌う。シングルも結構出しててそれもすえーでん語。つまり世界を見据えてたわけではないのでしょう。そして繰り出す音はそこらへんに転がってるすえーでんのバンドとは比較にならない位の高クオリティ。とくに上の"Kärlek 1"なんかは英語で歌ってヨーロッパでリリースしてたらちょっとした伝説になったんじゃね?と思わせるはじけっぷりだ。

ここからが個人的に一番気になる所なんだけど、フロントの女性2人の姉妹(だったはず。名字が同じだから)、これが身分が対等じゃない点。これに尽きる。フロント2人といっても明らかにメインのシンガーの補佐的立場。これはPV見てもジャケ見てもすぐにわかる。これはあれかね?本人も承諾の上でこういうスタンスにしてるのかね?バックの男はいてもいなくてもおんなじだからどうでもいいんだけど、この主従関係が徹底されている絵面がすごく気になるんだよねえ。どうせならメインの女性1人vsその他大勢、という図式にすればいいのにわざわざフロントに引っ張ってきて主役の引き立たせ役をさせる、というのがどうにも気になるのですよ。これは考えすぎかな?

後年、ジェイムス井葉吉伸さんが彼らのプロデュウスを行った時から英語で歌うように。どうももう解散ないしは活動休止状態らしい。

と、まあすごい名曲を生み出していたバンドなんだけど自分的にバンドのプロモーションというか戦略にかなりモヤモヤが残ってしまっているバンドなのでした。

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