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2020年6月25日木曜日

Los Jacopablos


今日もフィンランドものを紹介。Los Jacopablosという。読み方はたぶんロス・ジャコパブロス…だと思う。80年代末より活動スタート、自主制作で7インチを4~5枚リリースしたあとに、フィンランドのStupido Recordsより92年にリリースした1stアルバムがこの"Siihen Aikaan Näillä Mailla"。アルバムタイトルはグーグル先生に聞いた所、"Until then On These Countries"だそうな。英語に翻訳しても意味がわかるようなわからないような…。

タイトルからしてフィンランド語で、全編すべてフィンランド語で歌われる本作、まぁ日本人からすればマニアック極まりない一品だよね。なぜそんな作品が日本でかなり昔から知られているかと言うと、むかーしこのアルバムが"The Housemartins"に似ている、という触れ込みでネオアコ関連の本で紹介されたので一部のファンの目に「ん?」ととまったわけですね。ということは本に掲載される前に口コミで噂として広まっていたわけでもあるよね。時折言及しているけど、当時のファンて本当にすごいな。ネットもろくすっぽ発展していなかった時代に探し出してくるんだから。

さて、音の方なんですが正直、The Housemartinsを連想させるには彼らは田舎くさかった。もっと土着と言うかどんくさいというか、ザ・ローカルといったネオアコ/ギターポップといった感じの音でした。悪くはないんだよ。となると気になってくるのがフィンランド語の発音。しょうがないんだけど何言ってっか全然わかんないんで聴いててのめりこむということができなかったよ。

このStupido Recordsは現在も続いていて、バンド自体もとりあえず現在も続いていて長寿バンドなのがオドロキです。1stアルバム以降もコンスタントにアルバムはリリースしていてどれもこれもフィンランド語オンリー。ハナから世界は目指してなかったんですね。youtubeを見ると直近のアルバムのPVとかを見れるけど、農園とか田園の中でのどかで牧歌的な映像となっております。

80年代末にもフィンランドにもネオアコ/ギターポップを受け入れる素地はあったことが窺える(世界に向けて発信=英語じゃなくって国内向けのフィンランド語なことより推測)、貴重な生き証人でもあります。


 

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