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2020年3月11日水曜日

Lollipop Sonic


日本のネオアコを語る上で、絶対に外せない且つ唯一無二で最強なバンド、それがThe Flipper's Guitar。彼らが80年代末に存在してたがゆえに他の同系統のバンドが軽く霞んでしまう。結果、他の人たちのことはよく知らないという現象が起きてしまうほどのまぶしい存在。なぜか? 僕的な考えでは、レイト80'sのUKの音に対して隠すことのない尊敬とそれをオリジナルな音として昇華するテクニック。時に皮肉混じりなコメントを出しつつも繰り出すサウンドは愛情に満ち溢れたもの。そしてアートワークからわかるようなサブカルとの融合。正直ここまでやられたら他の生半可なバンドでは太刀打ちできなかったのではと思っています。あと英語の発音がジャパニーズ英語じゃなくってホンモノっぽいこと。意外とこれもでかい。まあ本物の英語って何よって話なんだが、ラジオをレィディオという事、ウォーターをワタァということ、マイケルジャクソンをマイコージャクスンということって感じかな。

さて、そんなThe Flipper's Guitarの前身バンドがLollipop Sonic。Lollipop Sonicがデビュー時にThe Flipper's Guitarと改名してるわけですが、その辺のヒストリーは下のウィキペディアに詳しく書かれています。あとはさすがの知名度ということもあり、かなりたくさんのファンの方が思いを綴っているブログやサイトがありますよ!




Lollipop Sonicとしては自主制作のカセットアルバムと12~3曲の未発表曲があって、昔っからファンの間ではコピー音源が出回っていました。かくいう僕もコピーカセットやらコピーCDRやら持ってますが、一体何回目のコピー音源なんでしょうね、とにかく音質が悪くて、音楽的資料として聴けても楽しんで聴ける、というレベルじゃないのがとてつもなく残念です。ほとんどの曲がなんだかんだでThe Flipper's Guitarの1stで再録音されてるのでどうしてもそっちの方が音質がいいんで聴いちゃうんですが、いつかリマスタリングして再発売しないかなあ。

今回この記事を書いたのはyoutube上でたまたま"Favorite Shirts"のフル音源がアップロードされてたから。普通にすげーな。あと未発表の10数曲も同様にアップされてるんだよね。その中でも僕はこの"自転車疾走シーン"って曲が好きでして当時よく聴いたものです。



ウィキに現存する音源としてレコードのタイトルが挙げられてますが、英国音楽のフレキシはいつでもウン万円の値段で売られてますが、いつまでたっても売れてない所を見るとたぶん市場の実勢価格はもうちょっと低いと思います。ぼうしレーベルのカセットは過去1回だけ売ってるところを見たことがありますがこちらもウン万円するでしょう。オリジナルの"Favorite Shirts"カセットもウン万円いくでしょうね。つまり、収録されてるブツは基本なにもかもプレミアがついてる状態ですな。唯一、コンピLPの"Hoopla"だけは1曲だけの収録&LPでも再発されたので安いかな、と。

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