コロナウイルスの恐怖に恐れおののいている皆さん、おはようございます。皆さんは上のジャケを見たことはありますでしょうか? そうですいつもクソみてえな値段で売られている有名なフレキシのジャケです。今は相場はいくらくらいかな?基本的に60,000円前後で売られている記憶があります。とはいうものの、どうも売れている様子が見られない(つまり、その値段でずーっと出品されてるまんま)ので実勢価格ではかなり下になっているはずです。ジャケの写真のセンスといい、Lollipop SonicやThe Rain,Choo Choo Trainなんかが収録されているという秘宝的なシロモノなので、確かに欲しくはなります。僕もいつも欲しいなあと思っているんですが狂った価格設定なので手が出せません。どうにか海外で片方のフレキシを2,000円ほどで買えたんですが、もう片方は未だに買えません泣
このフレキシは80年代末の日本で発行された英国音楽というファンジンの付録で、当然僕は後追いなんだけど、まだインターネッツもない世の中で、海の向こうで沸き起こってるC86やインディダンスのシーンの情報を集めて日本に紹介をしていたとても意味のあるファンジンの一つでした。言い換えれば日本にネオアコを根付かせたメディアの一つでもあるわけです。最近、その頃の文化をまとめた上の本が発売されて久々にネオアコシーン(?)が盛り上がった(?)のも記憶に新しいです。つうか今の若者にはわかんないだろうね、なにしろインターネッツがない時代なのでバズるとか炎上とかインスタ映えとか一切ない時代。われわれリスナーの武器はレコード屋と雑誌のみ。個人的印象としてはTVはUSA寄りの物が多かった印象なのでUKモノの知識を得る手助けにはなり得なかった。そんな時代にレコード屋に設置されたスペースに置いてあるフライヤーやファンジンは情報に飢えた僕らにとっては神のようなアイテムだったんだ。月刊誌で月イチでレコードの放出日があり、お店のオープン時間前に店に並ぶorオープン時間と共にテレホンダッシュ、欲しいレコードがゲットできる月もあれば売り切れでゲットできない月もある。言うまでもなくiTUNESとかSpotifyとかSoundcloudとかない時代の話だよ。そんな思い出をよみがえらせてくれるこの本はまさにバイブルだよ。
上のフレキシは一応Happy Extreme!というレーベル名になっているんだけど、上の本、これはDisk Unionで予約した人の特典として15曲入りのCD(r?)がつくのです!英国音楽ゆかりのバンドの音源をコンパイルした1枚。現在はもう特典は終了していて買えないんですが、当時の空気が凝縮されていてとても興味深い。まあね、冷静に聴けば音はショボいし録音状態もよろしくないものもあったりで現在の自分の耳には刺さらないというのが正直な所なんだけど、音楽的な背景、文化的な背景を考えるとすごい名盤だと言えると思う。The RainとかChoo Choo Trainとか何気に外国のバンドも入ってるし。このコンピのタイトルは"Everything But The Boys And The Girls"となってるけどこれは"Everything But The Girl"からだよね? あとLollipop Sonicが収録されてないけどこれは権利関係だよね、それ入ってなきゃダメやんとか思うけどそこはおまけCDなんでしょうがない。それを差し引いても価値る1枚だしね。
個人的にはThe London Timesというバンドのことを全然知らなかったんでこのアルバムで知れてラッキーだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿