2000年頃はMyspaceの全盛期でした。通称マイスぺ。世界中のプロアマ問わず老若男女音楽好きな人々が自分の音をアップロードして世界のリスナーとシェアをする、そんな素敵なブームがあったのですよ。
かくいう僕もそのマイスぺを駆使して日夜色んな音をチェックしていました。当時はまだ現役のバンドの音を聴いてたので往年のバンドのみならず、世界各地から現れるニューカマーに心躍らせていました。そんな中でも地域的に見てスウェーデンの動向に特に注意を払っていました。なぜならこの国はいつでもネオアコ魂に富んだ連中が次から次へと現れるからです。なんなんだろうね?日本でいうと例えばジャニーズとか宝塚みたいな伝統みたいなものがスウェーデンではネオアコサウンド、という形で連綿と受け継がれているのだろうか? 実態はわからないけれど、少なくても言えるのは日本とは違う若者文化・嗜好があるわけだよね。まあ今は2020年、マイスぺは廃れてしまったので現在の動向はわからないけど今もその流れが生きてればいいなあ。
さて、そんな2000年頃のマイスぺのスウェーデン産バンド、腐るほどネオアコバンドがいたんだけどその中でも一風変わっていたのがこのStrip Squad。彼ら、もう解散している(と思う)ので詳細はもはやわかんないんですが、Last.fmにあるバイオにはこう書かれています。
Strip Squadは、スウェーデン出身の5人組。服を脱いで全裸でテキーラを飲むのが好きだった彼らだが、互いに共通の関心を持っていたの2003年の終わりにバンドを結成しました。彼らは「大衆文化には軽薄さに対する真剣さ、そしてその逆も然り」と考えています。これは彼らが彼らの音楽に取り入れようとするものです。
…まぁ、ハレンチ&ワイセツな趣味を持つ若者で、ものごとには多角的なアプローチが必要なんだよ、と。マッパの酔っぱらいにそんなこと言われても何の説得力もないけどね笑 ところがそんなハチャメチャな感じの人たちでもひとたび音楽を演奏するとなぜかネオアコ/ギターポップになってしまうというこの不思議さ。
ちなみに彼らはCDでアルバムを1枚、CDrでEPを1枚、両方とも2005年にリリースしています。純然たるネオアコというわけではなく、適所にエレクトロな音を配置したタイプの音となっています。僕が気に入ってたのは上の"You Cream My Pants"なんですが、これはCDにもCDrにも収録されてないんですねえ。Myspace上にのみアップされてた曲です。いわゆる未発表曲扱いになるのかな?
あのRazorcutsとは関係ないんだろうけど、タイトルはRazorcuts。アルバムのラストを飾る曲。ぶおおおおぉぉぉぉという音がうるさいんだけどなぜか霧笛の音にも聞こえるような聞こえないような…。不思議と哀愁が漂うムードになっています。ただ、この人たちは歌詞もわいせつらしいんで歌詞の意味を知りたいですね。

 
 
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