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2020年1月20日月曜日

Martin Newell



Martin Newell。果たしてギターポップに分類していいものか大いに迷う所だけど。70年代からCleaners From VenusやThe Brotherhood Of Lizardsなどの様々なプロジェクトで音源を乱れ打ちのごとくリリースしてきた人。初期の作品はほぼほぼカセットオンリーだったけど近年は再発なんかも行われている模様。ミュージシャンでありつつ詩の朗読会なども行う多才な人でもある。

基本、イギリスの隠れキャラ的な存在だと思っているんだけど90年代の初頭にあのXTCのアンディ・パートリッジ神のプロデュウスでそれまでフォーク然としてたサウンドが突如ポップ、それも「UK」らしさを感じさせる名作を出してしまったのであります。"The Greatest Living Englishman"てやつね。イギリスぽいっつってもブラーとかオエイシスとかのああいうのではなく、古き良き田園地帯!って感じのやつ。まあイギリス行ったことねえから古き良き田園地帯でどんなのか知らないんだけど。"Home Counties Boy"を聴いてみてくださいよ。泣くしかないでしょう。ちなみに当時の彼のルックスはぼさぼさなロン毛にシルクハットという、わかりやすいマッド博士~みたいな感じだったんですが、意外や意外。声はなぜか少年見たくてね、面食らったものです。この"The Greatest Living Englishman"というアルバムは全編オーソドックスなポップに満ち溢れており、未聴の人はぜひ聴いて見てほしいものです。確かこの頃、Humbugというレーベルの運営にも関わってたはず。



"Goodnight Country Girl"は"The Greatest~"の次のアルバムの"The Off White Album"から。これも民謡っぽいメロの曲なんですが、個人的にこの曲をよく聴いてた時期は当時付き合ってた彼女の影響で町田近辺をデエトとか待ち合わせに使っていた。よって、その時期から十何年たった今でもこの曲を聴くと自然に涙が、じゃなくて町田近辺の景色を思い出してしまう。

Martin Newell自体、活動時期や規模が大きくってとても全体を評価するなんてできっこないんで自分と接点がある時期を切り取ってのレビューとなりました。

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