Translate

2019年6月24日月曜日

The Rain


The Rain。The 雨。彼らの1stアルバム"To The Citadel"は僕はかなりの名盤だと思っています。そしてあらかたの80年代バンドの音源がなんだかんだでCD化になった今でも未CD化な現状はなんとかしなければと思っています。マイナスの美学、とでも言うか、とってもシンプルな音の構成。ここまでそぎ落とすと否が応でも素材の味が試される、といった感じの音。確か初めて聴いたのは「ぼくのにちようびコンピ」だったと記憶していますがそこに収録されてた"Hi There 1968!(やあ、1968年)"を聴いて驚いたものです。


いいメロなんだけどあまりに質素な感触なんであまりヒットしなかったのかな?この"First Of May(5月1日)"もすごいいい曲だと思うんだけどな。ちなみにトリオ編成ね。


彼らはこの後、アルバムを出した年と同じ年に結構ガチなカントリー/フォーク調な12インチシングルを出して、"The Rain"というバンド名が既に先に存在しているからという理由で"Clark Springs"と名前を変えて2枚の7インチをリリース&フェイドアウト、という流れでした。それらのシングルはさながら「すっきりカントリー」と「ちょっとザラついてます」的な感触のシングルで悪くはないんですが"To The Citadel"路線ではなかったので、できればそっち路線に戻ってくれればなあと思いました。

0 件のコメント:

コメントを投稿