ヤホーオークションには日々さまざまなネオアコ系のレコードが真実やウソと共に出品されています。そんな中見つけ出した1枚。これがなかなか見つけられなかったんだ海外では。なんせジャケなしの7"だし、バンド名も紛らわしい。言うまでもなくThe Miracle Mileとは何の関係もないです。個人的にはジャケなしの7"やスプリット7"の類いは相当見つけ出すのが困難な印象があるので正直発見は諦めていました。それがしれっとヤホーに、しかも落札価格が1,500円ほどだった!マジかよっ!長い間探してたブツだから10,000円でも競る覚悟だったのに。ヤッホー! 日本の新規ネオアコリスナーのライヴァル達はまだここまでの知名度のバンドまでは勉強していないと見える…と勝手に推測してみました。そしてもしもそうならばまだベテランおじさんが争奪戦に勝てる要素があるかも知れないと勇気がでました。
Heaven Tonight/Brilliant Dreamという2曲が収録されているのですが、音はネオアコでもギターポップでもなく、ロケンローな音づくり。なんだか80年代のMTVとかで流れてそうな王道ロックな音、ただしそれを力いっぱいしょぼくした感じ。お金なかったんでしょうねインディーだから。それだけならそんなに魅力的には聞こえないかもですが、なんかやたらと曲作りがうまい…というか僕好み。だからロックな音でも毛嫌いせずに聴けるわけです僕は。まあ"Heaven Tonight"の方は曲自体は普通だと思うんですがサビの2センテンス分のメロがやたらと耳に残るんで、それだけでいいなと思う曲、笑 "Brilliant Dream"は全体を漂う空気感全体がいいですね、くどいですがネオアコでもギターポップな音でもないので注意。
ということで当然バンド史を調べてみたのですが、メインパーソン(らしい)David Boothさんという人がいて彼自身は70年代後半から音楽キャリアをスタートさせていて、いくつかバンドを結成解散した後に83年頃にThe Miracle Birdsを3
人組として結成。The Miracle Birdsとしては5年ほどイギリス中をツアーで回ってたとか。そして88年、つまり7"のリリースの翌年ですね、カンガルーとコアラの国、オージーに引っ越しをして、彼の地でも引き続きバンド活動を継続している模様でいくつかの名義でいくつかのCDをリリースしています。まああれですよね、UKとAUSをまたにかけてのインディー街道まっしぐら!な人なのでしょうね。ただ1点だけわからないのはこのデビッドさん、ウェブ上に上記のinfoがアップされてるんですが、The Miracle Birdsの盤面の曲のクレジットは"Wade/Startford"ってなっています。このWadeはバンドメンバーの名前なんですがStartfordが誰だかわかんないんですよねえ。デビッドさんの言うバンドメンバーにはこの名前はないんです。マサカ外部の作曲家とメンバーとの共作、なわけもないだろうし…。
ということでThe Miracle Birdsの紹介でした。例えレミスパシリーズが継続しててもサウンドとコンセプト的に収録されないだろうなあと思います。
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