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2014年12月21日日曜日

The Chalk Giants

なんていうかすみませんでした。このアルバムのことはずっと敬遠してました。The Chalk Giantsの2011年のアルバム"Animal Carnival"。The Chalk Giantsといえば90年代の頭に活動してたバンド。全身のThe Enamel Animalsのその後のバンドで一昔前はケッコウ日本でも話題になってたんです。それはひとえに"Throw It Away"のシングル(12"とCDEP)が素晴らしい出来ばえで、このブログのネオアコあるあるでも話したアグリーマンライクとかスッタカドラムを使った日本人ダイスキなリズムとメロでありまして。

数年前にメンバーがやる気を出してサイトを開いてそこでバンドの初期音源CDR集とかデッドのシングルとかを販売して、その後もぽつぽつと新作を販売してたんですが、いつの間にかサイトもなくなり音沙汰もなくなっていき早数年…。そして3~4年前に再びやる気をだしてこのアルバムを発売したわけなんですが、僕はこのジャケをみた時にこのアラブのテロリストみたいな写真をみて、最初から興味を示さなかったのです。わけわかんねーって思ったものです。

そこからさらに数年後、たまたまアマゾンでこのアルバムが売られてて、新作でしかもアマゾンジャパンからの発送でさらに安かったんでまあ軽い気持ちでオーダーしてみたわけです。そしてホントに国内で買えて盤を見ると裏側が青い…これって、CDじゃなくてCDRじゃないのか?と思いました。ていうかCDRでしょコレ。

まあせっかく買ったし、CDプレイヤーに入れてみました。期待はしてませんでした。…おぉ、英語で言うとOH…。スピーカーから流れてくるのは90年代の頭から全くといっていいほど変わってないサウンドとボーカル。待て待て、"Throw It Away"から一体何十年経ってると思ってんだ?と思わせるクッソ爽やかなサウンド、しかもこれまた昔と全く変わってないクオリティの曲達。すげーな、ここまえ変わらない音出されると脱帽しかできないよ。クリアすぎる声と無添加レコーディング、すごいね。ていうかメンバーはみんなおぢさんのはずだがこんな声出すおっさん、ある意味こえー。昔、マーティン・ニューウェルのあのホー〇レスみたいな風貌から繰り出される少年声にもいたく感激したもんだけど、それに匹敵するね。

このアルバムはなんでもiTUNESとかでも買えるらしいけど、サイトでもろくっすっぽプロモーションみたいなこともしていなくて非常にもったいない。さらにこのジャケ写真がもう一段もったいない。2色刷りの子供の写真とか使ってたら世界のインディーポップファンにアピールできたと思うんだよ。



アルバムのトップを飾る"Cock Fight"。つまりだ、The Chalk Giantsのどのアルバム、シングルを買ってもこういうテイストなわけだよ。好きな人にはたまらない安定のクオリティ。

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