元々Mixiで2006年に『ネオアコとギターポップ 』というグループを元にしてスタート。その後Bloggerに移動して現在まで継続。つまり16年間なんだかんだでやってるわけです。2006年以前にも何かやってた気がするんだけど忘れちゃった。Mixi時代は色々な試みをやってたけれど今は特に何もしていない。特に2019年に入ってからは書きっぱなし(後から読み返す、推敲を一切しない。めんどいから)のままアップしてるんで誤字脱字がヒドくなってる気がする。でも訪問者数がゼロに等しいんでいいや、と開きなおっている。ここ数年は無職期間があったり、高血圧・脂肪肝と血中糖度の上昇により治療中。みんな、健康には気をつけようぜ!
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2014年11月26日水曜日
The Mock Turtles
さて、今回は日本で知られているのかいないのかイマイチよくわかんないバンド、The Mock Turtlesのお時間です。彼らは80年代末から活動を始めたバンドでImaginary Recordsに所属してました。Imaginaryっつったら、ネオサイケのイメージが個人的には強いのですが当初は彼らもそんな音を鳴らしていました。そしてImaginaryっつったら狂ったようにトリビュートのコンピを作ってたイメージもありますが彼らは律儀にそれらのコンピに参加していました。そして数枚のシングルの後に満を持してリリースしたのがこの"Turtle Soup"です。
このアルバム、インディーダンス全盛期という時代もあってそういうリズムも導入されたりしてますが、全体的にはよくできたギターポップアルバムだと思うんです。今でもよく聴きます。タートル・スープなんて…適当につけたのか、バンドのエッセンスだよ!というメッセージがあったのか今となってはわかりませんが、ソングライターのマーティンさんの腕は確かだと思うんです。曲の特徴上、ボーカルも流麗というか流れるような感じで、しかも割と透き通るような声のため、イイんですよこれが、飽きなくて。なんというか、優等生的というか典型的なギターポップというか、イイ意味でクリアな音、悪い意味ではワイルドさに欠けると言えるかと思います。ほとんどの曲がスピード感にあふれるギターポップなんですがシングルにもなった"Lay Me Down"はアシッド風味な曲で、"The Willow Song"はストリングスを使ったクラシカルな味付けの曲だったりとバラエティにも富んでおります。"Head Run Wild","Oh Helen How?","Mary's Garden"なんかは特に聴いてて気分が良くなるような爽快な曲です。
で、彼らの最大のヒット曲は"Can You Dig It?"という曲ですが元は"Lay Me Down"のシングルのカップリング曲だったわけですね。後で述べますがImaginaryでのバージョンでの録音になります。
さて、90年の"Turtle Soup"から1年後の91年に早くもセカンドアルバムである"Two Sides"をリリースします。当時、マーティンさんは「金があればもっと良い音でアルバムを作れたのに」とかなんとか言ってたのを覚えていますがメジャーのSirenに移籍してリリースされた"Two Sides"はそれまでの貧乏におさらばすべく、成金かお前的なあからさまに音にお金をかけた作品に仕上がっています。個人的な感想ではよけいなキーボードの音とか無駄なギターの音を詰め込んだ印象ですね。そして"Can You Dig It?"を改めてシングルを切ったわけですよ。当時日本でもこの曲のPVが流れてたんでエゲレスでも相当ヒットしたはずです。youtubeにPVはアップされていますがこれはSirenのバージョンですね。そしてマーティンさんの体の動きはThe Farmとかその手の皆さんに通じる動きですね。マッドチェスター系のソレですね。cひなみにDiscogsで"Can You Dig It?"を調べると現在まで実に11種類のパターンでリリースされてるんですね!
電気色がだいぶ強くなったとはいえ、曲自体には相変わらず光るものがあって、"Baby And The Stars"とか"Pearls For My Girl"なんかはギターポップとしては極上の一品になるかと思います。ちなみにアルバムには再録音の"And The She Smiles"も収録されてます。そして古巣のImaginaryからは同年、彼らが狂ったように参加してたコンピ参加曲やレア音源を収録した"87-90"というアルバムをリリースしています。
結局、このセカンド以降どういうわけかシーンから消えてしまいます。売れなかったのかな?いや、"Can You Dig It?"は当時UKシングルチャートでTOP20に入ったわけだから売れてないわけはないと思うんだけどな…。ちょっと思ったのは歌詞カード見てたら「今日も仕事を頑張れるのは家に帰ったら素敵なワイフが温かいディナーを用意~」とかなんとか書かれててうげーとか思った記憶があったんで、ひょとしたら言ってることがあまりにもロックじゃなかったからかな?なんて思ってみたり…笑。
そんなこんななThe Mock Turtles、マーティンさんはその後マッパでギターを抱えた写真をアップしてみたりしてエキセントリックな所を見せてくれますが今はスタジオを経営しているみたいです。不思議と他のバンドの人たちと交流はあまりないみたいですね。2000年に入ってからはベストCDが発売されたり、"Can You Dig It?"をFatboy SlimがRemixしたりと未だに忘れられてないみたいですね。よくはわかんないんですがきっとこの曲はエゲレスの人々の間に歴史として残ったのかなあなんて思ってます。
それにしても彼らのリリースは安いね。ポテトチップ一袋よりも安いし、缶コーヒーよりも安い。3000円くらいで全シングルと全アルバム買えるんじゃねーか?笑
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