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2014年9月22日月曜日

The Cygnet Ring


みなさんこんにちは。今日はあまり語られることのないThe Cygnet Ringについて語ってみたいと思います。とはいうものの英語ですがこのサイトを見れば一発で終わりっちゃ終わりです。

ただそれじゃあ投げっぱないでつまんないので。笑 さて、このThe Cygnet Ringは80年代後半に活動をしていたPlaying At Trainsの発展形なバンドです。ほとんどのメンバーがスライドしたらしく、1stシングルの"18 Daze"はyoutube上ではメンバーがPlaying At Trains名義としてPVをアップロードしてたりします。Playing At Trainsはカセットアルバムが少なくても2コはあるわけですが(内1コは未だ未聴)。このThe Cygnet Ringでも同様にカセットアルバムが3つは存在します(内1コはやはり未聴)。と、まあ不遇な人達です。さて、最初のデモテープというかカセットアルバムではPlaying At Trains時代からそこはかとなく漂っていたオリエンタルな香りを強めに漂わせつつもPlaying At Trains名義としても通用しそうなギターポップを演奏しています。その後、シングルを"18 Daze","Love Crime","Pale Guru"とリリースしていき、たぶんこの代表作でもある"Love Crime"がヒットしたのでしょう、メジャーの契約を勝ち取ります。上のPVを見ればわかるように確かにキャッチーです。ちょうど90年代頭にシーンを席巻したインディダンスのリズム、で極彩色な映像、そしてインド味をいい感じにミックスされた曲調…となるほど確かにクオリティ高いです。僕は今でも結構なヘビーローテーションで聴いています。"Love Crime"がメジャーから再リリースされる前に2つめのカセットアルバムがあったらしいんですが、これが未聴なんですよね。悔しい。

さて、"Love Crime"の再リリースのあと"Banjos In Bengal"というシングルを切って、待ちに待った正式なアルバムがリリースされるはずだったんですが、どういうわけかこれがお蔵入りになってしまったんですね。"Hopeful Monsters"というアルバムなんですが、これにはPlaying At Trains"時代の曲である"Just Around The Mountain"や"India"なんかが収録されています。ただし"India"はともかく"Just Around The Mountain"は原曲はどこに行った?というくらい別の曲になっています。

The Cygnet Ringをいろいろ聴いているとなんでブレイクしなかったのか不思議に思われます。親しみやすいメロにアップテンポからスローテンポな曲までバラエティに富んでいて、ライブ活動も十分にやっていたみたいだし…。で僕なりに考えてみたんですが、つまりはオリエンタル風味を強く出し過ぎたんじゃね?という結論に達しました。"Nehal","Pale Guru","Banjos In Bengal"…曲はどれもダンサブルで覚えやすくてそしてラスさんのいつもの伸びやかなボーカルがあって文句のつけようもない出来栄えなんですが、僕個人としては曲名にこんな単語がついてるととりあえず敬遠してしまうんですよね。いっぱいある曲の中でのアクセントとしてこれらのオリエンタル風味を使うのならばアリだと思うんですが全面的にフィーチャーされるとちょっと引いちゃうかも知れないと思いました。もちろん当時もバレアリックサウンドはあったわけでこれはこれで当時の空気に合うものだったかも知れないけれど…。まあよくよく考えるとこのテイストが彼らの持ち味でもあるわけで、それを無しにしては語れないのも事実なわけで…うーん、難しいですね!

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