ネオアコファンの夢といってもいい7"。Playing At Trainsの2nd 7"。実際問題としてこの10年間ほどで10回ちょっとは売ってるのを見かけた記憶があるけれど、毎回2~5万円ほどするんで買えない1枚です。ついこないだも売ってたけど軽く4万オーバーしてたんで買えなかった。正直気合いがあればいくらでも構わず買うんだけど、数年前に元メンバーがカセットアルバムをmp3でフリーでアップしてて(今は閉鎖してる)、そこにこのシングルの両面、"Walk On Water"と"Where The Buffalo Roam"も収録されてるもんだからどうしてもイマイチ突っ込めない所があったりするんです。まぁ…シングル音源はカセットよりも何年も前にmp3で頂いてたりするし…で、ちょっとジャケ写も頂いたりして、『またもや買い逃した記念』としてレビューしたいと思った次第であります。
ちなみにだ、Playing At Trainsは1stの12"とこのセカンドの7"、そしてIdea Recordsのコンピ参加曲、あと時期は忘れたけどカセットフルアルバムの"Go!"があって、さらに今なお世界中のマニアがおいかけるもう一つのカセットアルバムの"Oxygen"があって、あと不明ながら何かのカセットコンピ参加だかなんだかがあります。"Oxygen"以降は2014年現在の今でも、シンガーが現役で活動してても、元メンバーはわりとネット上に出没するけれども…誰もが触れていない(と思われる)サンクチュアリと化しています。下手に近づいたり触れたりしようものなら手痛いしっぺ返しを食らうことでしょう。バンドとバンド周辺の人たちには僕は決して近づこうとはしません…。まぁ、知らない人が話しかけてきたら誰しも身構えるものなので一見フレンドリーには見えないけれどもそれはしょうがないなと。それにそういう要素を除いても彼らの繰り出す音にはいまなお魅力がいっぱいなんだし!
さて、"Walk On Water"、12"のような絶妙なあんばいの音ではないけれど、イントロのギターから始まるミドルテンポの曲はそれはそれで素晴らしい。さあ今日も1日が始まるぜ!というような開放感のあるメロと女声でのハモりがすがすがしいです。そしてやっぱりラスさんの伸び伸びしたボーカルはここでも健在です。それにね、サビが覚えやすいんですよ、簡単で。だから僕らも歌える。笑 あとふと思ったけどリリースがOctpusv Recordsってなっててカタログナンバーが5番なわけだ。ということは1~4番があったのかな?と思いたくなる。しかし、いつものごとくどこにも情報がなかったのでした。
しかしだ、このラスさんは実力が評価されない不遇さを常に漂わせててPlaying At Trainsではカセットのフォーマットでアルバムが2枚、次のバンドのThe Cygnet Ring(その内レビューするつもり)でも未発表のアルバムが3枚あって、次のバンドのShakerはオレ知らなかったし、そしてたぶんドラムンベース時代があって、そして現在のThe God Adrenalinにつながるわけなんだけど、どう控えめに見てももっともっと評価されないといけないと思う。特にソングライティング。天才とはこういう人のことを言うんだなと彼のキャリアを聴くたびに思うわけです。
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