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2014年9月27日土曜日

Ten Minutes For Doris

ザ・幻な7"。Ten Minutes For Doris。根本的にここニポンでは存在自体が知られていないと思うのです。今年に入って2回ほどeBAYで売ってるのを見かけましたが軽く£200オーバー。ネオアコのレコードはある程度のものまでは市場で日常的に見れる時代になりましたが、あるレベル以上のものになるとまるで見なくなり、値段も一気に上昇!という二極分化がハッキリしてきたなぁとここ数年の情勢を見てると思います。

さて、このバンド。ジャケに見覚えがある方もいるかと思いますがNo Labelなんですよね。No LabelといえばThe Days(Ex:The Deddingtons)が記憶に新しいんですが、このレーベル自体イマイチ詳細がわかんないんですよね。これは僕の推測なんですがThe Swinging Laurels関連だと思っています。実際このTen Minutes For Dorisの名前もThe Swinging Laurelsのウェブでも見れますし、そもそもこのバンド自体が彼らと縁の深い人(友達とかそんな感じ?)がやってたバンドでもあるみたいだし。まぁ真相はいつものように闇の中です。

音はいわゆるムーディというか都会派サウンドとでもいうか…両面ともサックスがイイ感じに入ってるんでそう聴こえるのでしょう。あとうすーく全編を通してキーボードの淡い音も入っています。そうです、つまりC86とかそういう音では全くないんです。ネオアコ玄人向け(?)というか、まずクラブとかではかからないと思うし、それこそサラとかあっち系統でもない。無理やりこじつけると(無理やりだからね!)、Danny WilsonとかKid Sinisterとかあっち方面の方が近いかも。

しかし、この手のレコードを聴くたびに思うんだけど、当時はいったいどういう人たち向けにこのレコードは作られたんだろうということ。しかもジャケなしだし。売れる売れないはもはや関係なく、ある意味メンバー達の記念とかそういう意味合いが強いのかな?それともなんかのコンペで優勝とかして、その賞品としてのリリースとか…。まぁ今となってはわかりませんけどね。

"She Said"はミドルテンポな曲でサックスとキーボードがいかにもな80年代を感じさせる曲。サビのシーセッ!(=She Said)の掛け声も楽しい曲。"Is That The Reason"はイントロのサックスからしてオトナな世界を思わせるスローテンポな曲。なかなかなメロで僕的にはこっちの方が好きですね。

たぶん次にどこかで売られてるとしたらまた£200は超えそう。

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