↑は2001年に書かれたものですが、情報が少ない当時としては極めて詳しく書かれていて、さっき改めて見てみたらその詳細さにびっくりしました。残念なのはこのレコード屋さんは今ではもう営業しておらず、もっぱら海外に販売するというお店という形態にシフトチェンジしてしまっていることです。かなりお世話になったんだけどなあー残念!
さて、そんなEven As We Speak(以下、EAWS)ですが、当時からいわゆるBBC Sessionの類の流出がありました。バンドのサイトでもいくつかはアップロードされたりもしてたんですが、ついにこの度バラバラに流出してたこれらの音源をリマスタリングしてデジタルオンリーではありますがリリースされたというわけでなのです!
![]() |
| 黄色い食べ物? |
EAWSの音は基本ネオアコなんですがサラにいた他のバンドと明らかに違うのは曲のバリエーションやアレンジがやたらと豊富かつユニークだった点にあると思います。サラのバンドは悪い言い方をすればほぼ同じような音で同じような曲でアルバムを通して聴くのは若干辛いかな、と思う時もありましたがEAWSのアルバムやシングルはいつも突拍子もないアレンジや電子音などがてんこ盛り、だけれども全体としては紛れもないサラレーベルテイストであるという、かなり風変わりなバンドだったと思っています。これは中心人物のマットとメアリーによるものだと思うんですが、彼らのアルバムの"Feral Pop Frenzy"は個人的にはサラの中でもピカイチの出来栄えだと思っています。
この"Yellow Food"では色んなSessionでの音源が聴けて嬉しいばかり。特に"Falling Down The Stairs"とか"Blue Eyes Deceiving Me","Getting Faster"なんかのお気に入りの曲が再び聴けるのがうれしいです。名曲だね。僕のイチオシは"Falling Down The Stairs"です。これは"Feral Pop Frenzy"の中でも一際目立った、透明度のたかーいサウンドでしたが、"Yellow Food"では2バージョン収録。1つは通常のバージョンなんですが、もう1つのバージョンがその筋では有名な(?)レゲエのトースティングをフィーチャーしたトンデモバージョン。昔スクリッティ・ポリッティも似たようなことをしてましたが、これが意外とハマるハマる。10年くらい前に初めて聴いた時はたまげましたねえ。
とまあSession集とはいえ、かなり楽しめる内容なのでぜひ聴いてみてくださいな。下記のリンクより全曲試聴可能。10ダラーでmp3を16曲ゲットできます。
しかしBandcampってのはMyspaceに代わるメディアなのかな?

0 件のコメント:
コメントを投稿