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2014年4月18日金曜日

Santa Cruz


80年代の中盤からThe Harpoons、Rorschachを経て辿りついた境地がこのSanta Cruz。The Harpoonsのちょっとポストパンク的だけどポップだったギターポップからRorschachの1st 12”の"Gabriel"でドカンと弾けた爽快ギターポップ爆弾(成分としてちょっとインディーダンス的展開を含む)。(実際にはその前に"Summer Palace"というカセットアルバムをはさむ。)ここまでは超理想的な展開だったけど、なぜかヒッピー的ムード満載なPop Godに移籍、そこからの12"で積み重ねてきた評価を地獄の底に落としてしまって(僕的にだけど)、そこから這い上がってきたスコットさんのバンド、それがSanta Cruz。

最後になった彼らの武器はメロウなテンポのロック寄りなギターポップ。そこからのシングルがこの"Rocket Man"。ふかわりょうじゃないよ。僕これかなり好き。ギターがぎゅわ~んとうなってたりするけど、なによりも覚えやすいメロとコーラスもバッチリ決まってて、このプロモもなんだか可愛げがあったりする。

よけいなお世話だけどこのシンガーの人の音を昔から追っかけてる僕としてはどう考えてもこういうコミカルさを前面に押し出すようなタイプの人じゃないから、きっとビデオのプロデューサーとかのアイデアだったんでしょう。そしてそれは成功して、90年代の頭に作られたこのプロモはそれから20年以上たった今でも海を越えたココ日本で見てる人がいると。

"Way Out"というアルバムが1枚ありますがおしなべてこんなテイスト。でもこの曲が一番わかりやすくてメロディアス、と僕は思います。なんでも未発表の2ndアルバムもあるとかないとか…。

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