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2014年3月13日木曜日

The Rain


The Rain。日本語でザ・雨。80年代中盤から90年代前半にかけて活動してた隠れギターポップバンド。The Rainとしては7"を1枚、12"を1枚、LPを1枚リリース。これ以外にもかのMedium Cool RecordsからコンピLPに参加、リリースされなかった7"が1枚あったらしい。さらに以前eBAYでデモカセットだかなんだかを見かけた記憶もあります。同時期にRainというバンドがいたため、いざこざが起きて(こっちのRainもそれはそれでいいバンドだった)、バンド名をClark Springsと変更、Summershineから7"を1枚リリース、これはよく7"の100円コーナーで見かけますね。あともう1枚7"をリリースしていますがこっちは見つけ出すのは相当難しいと思います。それ以外にもいくつかのカセットコンピに参加をしているんですが、結構これが多くてちゃんと網羅してるウェブサイトはついにみつけられませんでした。あと忘れてたけどたぶん90年代の初め頃だと思うんですがスペインのElefant Recordsからレトロスペクティブなカセットアルバムを出してます。僕持ってるんですがElefantのサイトには一切載ってないんですよねえ。ちなみに初期のElefantはThey Go Boom!!の1stカセットアルバムとかHaywainsのカセットとかもリリースしていました。誰か全貌を教えてくりゃれ。

と、まぁくどくどと解説してきましたが、結局はThe Rainとしては7"と12"とLPを知っておけば十分かと思います。7"とLPは僕個人的には名盤だと思っています。しかも安い。コストパホーマンスが非常にイイと思うわけですよ。LPには"Hi There 1968!","Tom Paine","First Of May","St. Martin's-In-The-Fields","Down Here"などの聴きやすく耳に残るメロの曲がズラリと並びます。いわゆる捨て曲がない粒の揃った曲のオンパレードといったところでしょうか?  どうしてイマイチふファンの間で語られないのかが不思議なのです。"Hi There 1968!"はぼうしレーベルのカセットコンピにも収録されてましたねそういれば。音は加工なしで非常にシンプル、歌で勝負(と思ってる)なタイプのバンドで、そういうのはPO!を聴いてるときにも同じようなことを思いました。音のタイプは全然違うんですけどね。とにかくこりゃあいいバンドを見つけたもんだと喜んだのもつかの間、次のシングル"The Watercress Girl"ではイキナリ100%フォークな音になっててびっくりしたもんです。曲自体はThe Rain独特な展開になっているんですがいかんせん100%フォーキーなテイストが強すぎてあんましのめり込めませんでした、いい曲ではあるんですが。その後のClark Springsもやっぱフォーク/カントリーなテイストでした。ただ、もう1枚のシングルでは突如The Rain時代のギターポップが繰り広げられてて驚いたもんでしたが。

初代のベースの人は今はさながらフォーク仙人みたいな風貌で今なお現役ミュージシャン。2代目ベースとソングライター兼ボーカルの人はClark Springs解散後はミュージシャン稼業からは足を洗って一般人してるそうです。ドラマーは他のメンバーはここ数年連絡してないらしいけどたぶん音楽はやってないだろうとのことです。

これを見て興味を持ったそこのアナタ、ちょっとそこら辺のレコード屋さんにけば1,000~2,000円ほどでやっすく転がっているのでぜひお試しあれ。きっと満足すること請け合いですよー!






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