The Ice Factoryは90年代頭に活動してたバンド。リリースは"Jerusalem"という12"シングルこれ1枚のみ。日本のレコード屋で紹介されてたのってほとんど見たことないような気がします。気のせいか? たぶんその理由って彼らはインディーバンドだけど、いわゆるジャングリーな音でもなければサラレーベルみたいなネオアコでもないからなのではと勝手に思ってます。つまり、そうゆう音を期待すると買い物に失敗した気分になります。何か演奏はやたらとカッチリしてて、ピアノなんかも流麗に入ってたりして、プロフェッショナルな匂いのする曲なのです。一番違うなあと思ったのは演奏のバックにずっと空気のように流れてるシンセの音ではなかろうか、と。これによってC86系の音とは決定的な違いが出てる気が、する。
ただ、4曲入りなんですが、どれも非常に完成度は高いと思うんです。"Jerusalem","Marilyn","Treason","Under The Storm"の全4曲はどれもクオリティは高いんで非常に楽しめる1枚になると思うんですよね。
ちなみに彼らをイイなと思ったのはケッコウ最近だったりします。C86系の音とかマンチェ系の音を追いかけてるとどうしてもこういうリバプール系というか、この手の音をイイなと思える耳が持てなかったんですよ。自分、不器用すから…(ケンさん風に)。
最近中心メンバーを見つけ出したんですが、現在もシンガーとしてがむばっているようです。やっぱりカバー曲を中心に演奏をしているみたいなのですが、このオリジナル曲があまりにも素晴らしいんでカバーやってないでオリジナルを作ってほしいなと思いました。未発表曲はこの12"に輪をかけて素晴らしい曲でした!
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