オーイエーあこがれのレコード編。今回はThe Dadas。あえてここではダダズと言いたいと思う。ダダズは90年代の頭にこの12"のみで消えてしまったアイルランドのバンド。最近レミスパに収録されてにわかにクローズアップ(?)されたバンド。彼らの所属するレーベルはMickey Rourke's Fridgeという、アイルランドネオアコを追求している人にはおなじみかつマニアックなレーベル。そもそもこのレーベルはHey Pauletteが自分のレコードをリリースするために始めたレーベルだったけど、彼らの友人たちがオレもオレも!ということで広がっていったレーベルです。つまり内輪な集まりだったわけですがそこから繰り出される色んな音はいい感じのクオリティになっていて、そこらへんが今でも注目を集めているんだと思われます。特にコンピ7"とコンピカセットは僕も長いこと探してるんですが未だにゲットできない幻なアイテムです。
さてこのダダズ、聞いたところによるとHey Pauletteのマネージャーをやってた人が始めたバンドとのことです。3曲入りなんですがどの曲も高品質なギターポップとなっています。女声コーラスが入ったスタイルでいわゆるアイリッシュネオアコによくあるいい意味での暑苦しさは全くといっていいほど感じられません。僕が思うにこのバンドの特徴はボーカルにあると思います。なんだか子供が歌ってるみたいな声なんですよね、そう思うのは僕だけかな? 歌い方とか節回しは確実に大人なそれなんですが、声質がチャイルドっぽいんでそれが演奏と相まって不思議なサウンドになっていると思うわけです。
このレコードを見つけ出すのは極めて困難で、いったん市場に出た日にゃぁトンデモ価格になると思われますので相当な覚悟が必要かと。これをレミスパに乗せたFirestation Recordsはやはり偉大だなと思うわけです。
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