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2013年9月15日日曜日

Carpenter Joe

おいおい!出てたのかい編集盤CD!…というわけでCarpenter JoeのCDです。Carpenter Joeといえば80年代中盤~後半にかけて活躍したアイルランドのバンド。ここ日本では"Maverick Genius E.P"という7"で知られています。数年前にどうもデッドが見つかったらしく一時期はコピースリーブながらケッコウ出回ってましたね。リリース自体はその7"の他にもう1枚、"The Lover's Touch"というのがあったらしいです。まあ結局はその2枚の7"の全曲がこのCDに収められているのでもはや買う必要はないのです。

音としてはなんといってもボーカルの人の深みとコクのある声でしょう。あれです。たとえが悪いんですがBig Pop Trotsky!とかSt.Vitus Danceのボーカルの回転数を落としたカンジです。そして基本牧歌的なのほほんサウンドであって、攻撃的な意思は感じられません。あとはまあジャングリーなギターがひたすらジャカジャカ鳴るという80年代インディーには大好物なサウンドとなっております。やっぱりアイルランドという土地柄か時々暑苦しく情熱的な曲も出てきます。僕は個人的にはアイルランドやウェールズあたりのディープなサウンドっていうのはなぜか日本の演歌とか盆踊りに相通ずるものがあると思っているのですが、あながち間違っちゃいねえなとやっぱり思いました。

代表曲は"No Ordinary Joe"という曲になるわけですが、この曲はバージョン違いが2曲入ってます。ゆったりした曲ですが、好きです。あとですね、実のところ彼らの未発表曲ってのは結構前から流出してたんですが今回正式にCD化されてまして、さっき牧歌的なサウンドうんぬんと書きましたが本CDの10曲目以降はその未発表曲の中でもアップテンポな曲が入ってます。そう考えると一般的リスナー向けには11曲目から聴くと入りやすいかもしれません。"Please Don't Tell Me","Dangling Man(あ、これは7"に入ってたか)","In A Perfect World"の流れはギターポップファンのみならず、ラスティックファンにも十分すぎるくらいアピールできるとおもうのですよ)

さて、これのゲット方法なんですが、アイルランドのHead Recordsってところで売ってるらしいんですがこの21世紀にこのレコ屋はウェブサイトを持っていない。ならどうする? このCDはメンバーの自主制作なんでメンバーに直販を頼むしかないわけです。売る気があるのかないのかわからないけどどこにも見つけらんないんだよね。唯一Facebookのバンドのページに2行ほどのコメントと共にベースの人のメアドが載ってるんでそこから辿って行きました。結構時間はかかりますが、確実です。あとは試してはいないけどyoutubeに別のメンバーが別の曲をアップしてるんでそこに問い合わせて見るのも手かと。まあいずれにせよ他のバンドに比べれば確実な手掛かりが複数あるので、気合いがあればイケます!

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