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2013年7月14日日曜日

Spinning Belinda

ジェンキンスさん編その②。さて、Chalk Gardenを解散した彼はその後いくつかのバンドを組みつつ90年代を生き抜いていきます。Bel Air Lip BombsとこのSpinning Belindaです。まずはじめにお伝えしておくと両方のバンドとも短期間しか続かなかったので一切のリリースはなかったんだって。このジャケは前にお伝えしたようにマメなジェンキンスさんがいつかリリースしようとして録音しておいた3つのデモテープにつけたジャケット用のイラストであって、まあ幻というか存在しえないものだったわけです。

このSpinning Belindaなんですが、これがですね、すごいんですよ。ありそでなかったPO!タイプなバンドだったんです。なんせボーカルからしてほぼRuthさんでして、PO!のカセットとかにしれっとSpinning Belindaの曲が入っててもゼッタイに気がつかない、そんなクオリティを誇る出来栄えなんです。これにはびっくりしましたね、もしも未発表音源が10曲ほどあるんならば僕ちょっと本気だしてどこからかリリースされるように気合い入れちゃうよってくらいの曲達です。個人的には今年最大の発掘物件でした。

Candid Benchの時も彼らはコンピ参加の1曲しかオフィシャルがなかったわけなんですが、実は今でも活動をしてて曲も何十曲もストックがあって、UKインディーの底力というか文化?みたいなものに驚いたわけですが、彼らSpinning Belindaにも同じようなものを感じます。そういや、"The New Bowery"にのみ収録されてたThe Loveheartsも何気に今でも活動継続中ですね。

さて、Spinning Belinda時代にドラマーとしてティムさんという方と活動を共にしていたんですが、当時は一緒に住んでたそうですが、このティムさん、UKインディー裏街道まっしぐらな方で彼もまた今でも活動継続中なんですが、むしろ彼の方が豊富なバンド経験があり、さまざまなバンドを経ているのですが、そのキャリアの中で"Yellow Bird"というバンドがあるんですが、これがまたPO!みたいというかまんまなバンドなんです。きっとSpinning Belindaのサウンドを聴いて自分でもやりたいと思ったのかも知れませんね。

で、このSpinning BelindaやChalk Garden,Yellow Birdはネット上で聴くことが可能なので興味のある方はぜひ探してみてはいかがですか? 特にね、このSpinning Belindaは感動するはずなんですよまじで。

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