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2013年7月13日土曜日

Chalk Garden

ジェンキンスさん。80年代後半から音楽活動を始める。結論から言えばその活動においてレーベルと契約を結んだり、シーンでブレイクすることはなかったわけだけど、作る曲は素晴らしかったりします。あとで紹介をしますが、きわめてローカルながら音楽活動は続けていますが、その内容は遠い日本では知ることはほぼ不可能なわけです。

彼らのバンド、The Chalk Gardenはオフィシャルで聴けるのはHouse Of Dollという雑誌(?)の付録に付いてる7"コンピの中で"Drunk Amongst The Trees"ただ1曲のみ。ちなみにこのHouse Of Dollというレーベルというか付録シリーズは結構続いてて、ラインナップもなかなかなシリーズになっています。局地的に話題になったThe Outsidersなんかも収録されてる1枚もあります。話は戻って、The Chalk Gardenとしての頂点はこの7"コンピに収録されたところまででした。和み系な、ほのぼの爽快ギターポップとなっています。

当時ジェンキンスさんはお友達と一緒に未発表曲である"Flags"という曲に関してプロモビデオなんかも作っていました。youtubeで聴けます。この曲を聴くとThe Ammonitesなんかを思い出すような確実に「あの頃」の音を思い出すような曲になってます。たぶんネオアコ好きな人はこの曲を聴いたら眼の色が変わるのではかなろうかと思うわけです。

ジェンキンスさんはかなりマメなタイプの人で当時スタジオで結構な量のデモやら未発表やらを録音していたそうなんですが、その中からデモテープとして3個作ったそうです。しかしながらそれらのテープはリリースされることもなくお蔵入りになったままなんだけど自分で楽しむ用にそれらの曲をデジタル化した時にはそのデモテープのジャケットをmp3にくっつけて楽しんでるそうなんです。その内の1つがコレ。ジェンキンスさんいわく、Chalk Garden的に「聴く」ことができるのは4~5曲くらいなもので、それ以外は音質も悪くって聴けたもんじゃないとのことです。僕的にはどれもこれも魅力的なサウンドで大好きなんですけどね。

ジェンキンスさんは今では建築デザイナー。音楽の道は断念したことになるけど、当時の音を今でも大事に持ってくれてるというのは嬉しいことです。さて、このバンドのいたドラマーがこれまた裏街道でのスター的な音を演奏しているのでそのあたりは次の項で紹介したいと思います。


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