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2013年6月9日日曜日

Primal Scream

Primal Scream。もはや何も語ることもないであろう今なお現役で突っ走るバンド。で、これまた言うまでもないわけですがネオアコファンにとっては1stの"Sonic Flower Groove"は決してはずすことのできないアルバムです。まあこの1stの後もどんどん時代の先端を突っ走る音楽を提供してくれているのは皆さんご存じの通り。語り始めるときりがないんで1stの頃に焦点を絞ると、まずデビューシングルは"All Fall Down"となっていますが、これよりも前に"The Orchard"という曲がシングル候補になっていたとかいないとか。ここでリードボーカルをとってたのはジュディス・ボイルだったという話です。この名前にピンと来た人はえらい。1stで袂を分かったジム・ビーティーが新たに作ったSpirea-Xでボーカルをとってた人ですね。

この1stアルバム前後にバンドはBBCセッションやらJanice Long Sessionやらに出演しててそれらをまとめたのがこのカセットということになっています。この時期のライブ音源やデモ音源というのは実のところネットで検索すれば結構簡単にダウンロードできるわけですが、僕的にいえば"Peel Session"と"Janice Long Session"のワードで検索して落とせるサイトと"Tommorow Ends Today"のブートLPでとりあえず網羅できると思うんです。

ライブやBBC セッションでしか演奏されなかった"Tommorow Ends Today"(のちにThe Springfieldsがカバーしたあの有名な曲)のLiveとBBC Sessionが聴けるはず。特にTommorow~は本家のBBCが公開したんでかなり音質のクリアなバージョンが聴けます。

もちろん"Crystal Crescent"や"Velocity Girl"なんかの時代を超えた名曲の別バージョンなんかもあるわけです。よだれが出てきます。"Imperial"なんかはアルバムとはかなり違ったバージョンになってます。そしてアルバムには収録されなかった"Fever Claw"や"Bewitched and Bewildered"なんかはアルバムになんで収録されなかったのか不思議です。

このカセットに収められている曲はつまるところネットで検索すれば同じものをダウンロードできます。しかも元の音源はどこからなんだろうというくらいのキレイな音質なので、ぶっちゃけ買う必要はないでしょう。誰かがリマスタリングしたのか、それとも関係者が流出させたのか…。

なんか一連の曲を聴いていたら成功するバンドっていうのは結局埋もれたまんまじゃいられなかったんだなということです。
 

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