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2013年3月10日日曜日

Alfie

Alfie、もちろん高見沢さんのアルフィーでは、ない。ネオアコファンにはおなじみ、80年代末にスウェーデンで活動してたギターポップバンドです。基本、ステファンとマグナスという二人がメインになって引っ張ってたバンドで、7インチを1枚リリースして消えたとされるバンドです。かなり昔から日本でもその筋の人の間では話題だったバンドで、なぜかというとひとえにオレンジ・ジュースに音がなんとなく似てるからでしょう。





A面とB面を気がつけばアップしてたんですが"Play On"はこの曲展開だったら文句ないでしょ的な名曲かと。あと本人達も意識してたらしいパパパ~なコーラス。アンド、かのエドウィンも彷彿とさせるというか低目なボーカルがココ日本のファンも惹き付けたんだと思うわけです。あとインディーズにありがちなショボイ音じゃないんですよね。黒っぽいというかそこそこ重厚な音作り、こりゃ先が楽しみだと思ったもんです。カップリングの"Fool To Fall"も聴かせる曲になってます。誰か教えてほしいんですがこのシングルって1回、90年代にリイシューされましたかね? ブートではないんですがどうも1度だけリイシューされたっぽいんですよねえ。

ちなみにシンガーの人は2000年に入ってからレーベルを設立、しばらくいろんなCD(というかCDR)をリリースしてたんですが一昨年あたりから音沙汰がなくなってしまいました。Alfieをリリースしてってずっとお願いしてたんですが、どうも乗り気ではないらしくはぐらかされたまんま消えちゃいました。ただ、このレーベルの大きな仕事としてBiljardakademienをリイシューしたこと。これは見事な仕事だった。さらにこのレーベルは自分の息子のアルバムなんかもリリースしてましたね、今思えば。

この7"の後、彼らはカセットアルバムを2コ、リリースしてライブカセットと"Play On"のリミックスカセットを90年代前半にかけてリリースしていきます。なんというか、音が軽くなってかわいらしいギターポップへと変貌を遂げていきます。カセットアルバムは18曲入りと22曲入りなんでかなりなボリュウムになってます。



ここまで来るとオレンジ・ジュースっぽい所はほとんど見えなくなるんですが、曲によってはそれっぽい所もまだ残ってます。なんていうかThe Servantsの12"までは素晴らしかったんですがアルバムでいきなりスカスカな音になってしまってヒジョーに驚いた、そんなときの記憶がよみがえります。

カセットリリースの後はボーカルが抜けてギター、リズム、ドラムのみでの活動(もはや活動とは言えないかもですが)となっていきます。たぶん今はもう演奏はしてないと思うんですが、スウェーデンにAlfieあり!という歴史はキッチリと残してくれたバンドだと思います。

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