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2012年5月12日土曜日

V.A/The Sound Of Glen Waverley

※Mixiより転載とか加筆修正。
Various Artists
■V.A/The Sound Of Glen Waverley/2CDR
■?年 Clarendon Records(Promotional Only)
■Disc 1
1:Charlotte's Web/Delicious Pain
2:Falling Joys/You're In A Mess
3:Captain Cocoa/Born To Shop
4:Catherine Wheel/Last Explanation
5:Club Hoy/One And On
6:Even As We Speak/Suddenly
7:Hellvyvelln/Subway
8:Let's Go Naked/Three Limbs
9:MacGuffins/Rich Together
10:Smudge/Don't Want To Be Grant McLennan
11:The Chrysalids/Sunny Guitar Pop
12:The Jordans/Mystified
13:The Killjoys/Shifting Sands
14:The Mandelbrot Set/Landslide
15:The Odolites/Chimes
16:Rainyard/Love's Young Dream
17:The Someloves/Forever A Dream
18:The Sugargliders
19:The Summer Suns/Honeypearl
20:The Whipper Snappers/You Never Look
21:Ups And Downs/The Perfect Crime

■Disc 2
1:AD/Every Other Thursday
2:AT Wells/Life In The Sun
3:Charlotte's Web/Big Letdown
4:Dust Collection/Light
5:Living With Robert/Close to Me
6:MacGuffins/Simple Arrangement
7:Mars Bastards/St.Christopher
8:Rainyard/Another Yesterday
9:Sea Stories/Secret World
10:The Garden Path/The Path To Your Door
11:The Honeys/The Man Who Was Through With The World
12:The Hummingbirds/Swim To Shore
13:The Killjoys/The Greener Side
14:The Lighthouse Keepers/Ocean Liner
15:The Neptunes/Summer's Almost Gone
16:The Palisades/Alternatively Wednesday
17:The Somerfields/Over My Head
18:The Sometimes/Let Your Guard Down
19:The Stolen Picassos/The Little Words
20:The Summer Suns/Rachel Anne
21:The Tender Engines/By His Side
22:The Verge/Here With No Fear
23:Widdershins/Now You Know

The Sound Of Leamington Spaにソックリなこのジャケット写真。これはClarendon RecordsのPeter Hahndorf、Twee.netのオーナーですね、がプロモ用として作った2枚組のCDRです。80年代後半から90年代前半までの、オーストラリアのネオアコ/ギターポップをコンパイルした限定20枚(!)のシリーズです。つまりレミスパのオーストラリア版ってわけです。
あるレコードレーベルの社長さんが、ある日、あるコンピLPでThe Chrysalids(UKじゃなくってオーストラリアの)の"Sunny Guitar Pop"(※実際は曲名の勘違い)という曲を聴いていたくカンゲキしてPeterさんに教えてあげたところ、Peterさんもカンゲキして、ならばレミスパみたいなの作ってみよーぜ! ってな具合でジャケット写真も真似て、音源もマスタリングしてこの2枚組を作り上げたという由来があります。だからブートレグというわけでもなく(Clarendon Recordsの名前が印刷してある)、かといって正規に流通させるわけでもなく、まさしく珍品になっているわけです。

Charlotte's Webはここ日本でもその手のファンにはおなじみのナイスなネオアコバンドです。Falling Joysは全く知りませんでした。しかもPVまであるなんてね。Captain Cocoaは7"からの曲を収録。個人的には"Mind The Gap"収録の"Ring Me Up"を収録して欲しかったな。Catherine Wheelはイギリスの同名バンドとはもちろん別のバンド。2枚の7インチをリリースしています。Club Hoyはほとんど女性2人のデュオ。カントリーテイストのいい曲です。CDのリリースもあり。ただ、この曲以外はピンとこなかったです。ケッコウいきのながーい活動をしています。Even As We Speakがたぶんこのコンピの中では一番有名なバンドじゃないでしょうか? ただこの曲の収録元はわかんないのです。HellvyvellnとLet's Go Nakedは飛ばしてMacGuffinsのネオアコっぷりにカンゲキ。7"を1枚リリースしたっきりという話を聞きました。もしどこかで見かけたら即買いしても損はゼッタイにないですよ。Smudgeがなぜココに?と思われるセレクトですが、ちょっとハードなギターポップ。トンデモナイ曲名です。イギリスじゃなくってオーストラリアのThe Chrysalids。"Sunny Guitar Pop"という曲名だけでもオッケー☆ かつこのコンピを作る気にさせたポイントとなる曲。The JordansはA.Dが在籍してたバンド。A.Dってのは名前の頭文字。ただ名前を忘れてしまいました。クリアでシンプルなギターポップ。この人の作るサウンドはカラッとしててすごく軽快なネオアコサウンドです。一昔前はサイトとかあったんだけど、もうなくなっちゃってた。残念。The Killjoysはここ日本でもそこそこ有名な女の子ヴォーカルのネオアコバンド。一応今でも現役だよ。The Mandelbrot Setはあんまり今まで気にしてなかったんだけどなかなか素直なギターポップを奏でてます。安く売ってたら買い、と思ったけど売ってないし。この曲はスミスっぽい曲でそこそこ有名。CDEPを2枚リリースしてて、この曲が収録されてない方のCDEPはイキナリデジタル路線になってます。The Odolitesはタスマニア(!)出身のネオアコバンド。いかにも80年代チックなギターポップ。気合入れればネットでアルバム音源をダウンロードできます。ラララ~♪なコーラスがいいカンジ。Rainyardは今でもオーストラリアのギターポップでは最高☆と思ってるバンド。ついこないだついに未発表音源集がリリースされました! The Sugargliders,The Summer Sunsはココ日本でもそこそこ名が知れてるバンド。たぶんどっか他のコミュでも一度は紹介されてるでしょう。The Whipper Snappersは全く知らなかったバンド。わりとメジャーな感じの音。ガールズギターポップ。Ups And Downsは12"が知られてるんだけどココでは7"からの曲を。ひそかにサイコーな曲です。Myspaceに急げっ。AT Wellsも知らなかった。ちょっとクセのある音と声のバンド。Dust Collectionはオージーネオアコの典型的なちょっと田舎っぽい素朴なネオアコバンド♪ これもいいですよ。Living With Robertsもイントロのギターの音からノックアウトされるナイスなバンド。。Dust CollectionもLiving With RobertsもどことなくCharlotte's Webみたいな、あんなカンジの音。Mars Bastardsは確かRainyardが絡んでたはずのバンド。ちょいパワーポップ寄りな音。そう遠くない内にRainyardのアルバムをリリースした人が未発表曲なんかをリリースするはず。Sea Storiesは時々7"が売られてるのを見かけるバンド。St.Christopherみたいなかなり声に特徴のあるバンドです。The Garden Pathも素朴だけどいい歌を歌うバンドです。このバンドも知らなかった。The HoneysはYoutubeのPVにあるとおりのガールズギターポップ。結構彼女達のレコードは見かける気がします。The Hummingbirdsもいつも通りのナイスギターポップ。The Neptunesはモータウンっぽいリズムなギターポップ。"Summer's Almost Gone♪"のコーラスも決まってる60'sチックなサウンド。The Palisadesは編集版CDも出たあのバンド。The Somerfieldsは地味にいいバンド、僕の印象ですが。The Sometimesはミドルテンポでじんわりと染みるような曲を収録。この曲収録の7"はジャケットの校正がLove Paradeの"The Guild Chest EP"にソックリ。The Stolen Picassosは奇跡の初期Primal Screamみたいな音。唯一の12"はカンペキだった。The Tender Enginesも7"やCDシングルなんかでオージーネオアコではお馴染みのバンド。The Vergeも初めて聴いたけど、ぜひ他の曲も聴いてみたくなるようなバンドです。Widdershinsも編集版CDが出たバンド。

以上駆け足での紹介でした。もちろんThe Mexican SpitfiresとかPicasso TwinsとかRabbit Weddingが入ってないジャン!と思う人もいるでしょうけど、まぁ人の好みは様々なわけで。ですがとりあえず80年代のオージーネオアコのコンピとしてはこれ以上ないくらいのクオリティだと思うわけです。ただいま、いくつかのルートがこのコンピをちゃんとオフィシャルで出そうぜとオファーをしているみたいですので、いつか陽の目を見るかも知れません。どっかのレーベルはパクリ企画で別のCD出してたし。また、別の情報筋ではPeterさんはオフィシャルで出す気はさらさらないって言ってたよという話も聞いてるのでどう転ぶかわかりません。

Mixiの記事が2009年、それから3年経ってるんですが一向にリリースうんぬんの話は聞きませんので、待ってる時間があるなら海外通販で買い集めた方が早いのかも知れませんね。

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