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2012年3月11日日曜日

Peppermint Parlour


Peppermint Parlour。ようやく見つけた7"。ちょっと前にヤフオクに出てたんだ。落としたのは僕です。かなり高かったです。でも10年近く世界中を探しまわってようやく売られてるのを見つけたわけなんで値段は問題じゃない。この7"探しの旅にケリをつけなくちゃなんないんで気合で落としました。ちょろっと探して気安く出てくるシロモノじゃないんで。確かこのシングルはジャケ付きでジャケなしがあってそれぞれ数百枚程度のプレスだった気がするけどこれはジャケ付きだっ☆ 即墓場まで持ってくレコードに決定。「ポップソングに何が起こっても」ってタイトルもさることながら、このだんだんテンションがあがってくる曲調とやたらと伸びやかなボーカルに初めて聴いた時に即ノックアウトさ。86年、APEX RECORDSというウェールズはカーディフのレーベルからのリリース、APEX RECORDSというレーベルは彼らが運営してたのかはわからないのと、このレーベルはいくつかのリリースがあるけど、問答無用でこのバンドが1番です。

レコードは見つからない割には彼らの歴史ってのは意外とはっきりしていて、80年代の頭に学校の友達だった2人が中心となってバンド結成、The Beatles,Squeeze,10cc,The JamやThe Beach Boysに影響を受けた曲を作り始めます。メンバーチェンジなんかを経て、85年~86年頃にはウェールズやロンドンなんかでライブを精力的に行っていて、メジャーレーベルも当時は興味を持っていたらしいです。しかし、結局よくありがちな話ですが契約には至らず、バンドもシングルを1枚リリースしただけで解散になってしまったみたいです。残念です。そして2002年になって"Pep Sounds"というCDをリリースしています。でもたぶんこれはごく身内だけに出回ったんでしょうね。当時はバンドのマネージャーがメンバーの承諾を得ないままに勝手にリリースをして、それが出回ったという話を聞いたんで真相は未だによくわからないです。まぁとにかく19曲入りというケッコウなボリュウムのCDがリリースされたということです。


この曲はその"Pep Sounds"のCDの1曲目を飾る曲です。86年、しかもウェールズのインディーズとしてはやたらとしっかりしたサウンドと、このボーカルが特徴。対バンとか苦労したんじゃないですかね? これだけカッチリした音を鳴らしてれば他のバンドとは格段の差があったでしょうに…。それにこの曲だけでもシングルを切ることができると思うほどのクオリティだと思います。


同じく"Pep Sounds"から一番のお気に入りの曲。このダイナミックなサウンドと曲展開、サビにもう何年間も酔っています。当時Mixiでも紹介しました。ずーっと昔、日本のサイトでPeppermint Parlourが紹介されてて、そこにこのCDだけはゼッタイ買ってはいけません、駄作ですみたいなことが書いてあったんですがなぜそんなこと書いてたんだと当時思ったもんです。きっと脳みそが腐ってたんだろうなと思った。

その後、ボーカルの人はBBCウェールズでケッコウ有名なDJになって今でも活躍中。他のメンバーはわからないけど、ドラムの人はネット上にひょっこりと現れてはバンドの写真なんかを公開して、また消えていくということをしています。色々と教えてほしいことはあるんだけど、すぐにいなくなっちゃう。

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