さて、今日はなかなかにカルトな現役バンドのDouble Danを紹介してみようと思います。彼らはスウェーデンのバンドでそもそもの始まりはおそらく90年代だったはずです。メンバーはトリオでDan Lindgren,Dan Eriksson,そしてJoakim Ödlundの3人。Dan Lは正式メンバーかどうかはさておき、Septemberにいたり、Dan EはSterlet,SeptemberやClub 8なんかでも演奏していたり、JoakimはPopraceやStarletなんかを経て、今は泣く子も黙るAcid House Kingsのメンバーでもあります。
元々Dan Lが96年頃に現Sambassadeurのメンバーなんかとバンドをやってた時に(たぶんこの時はスウェーデン語で歌ってた?)、Dan Eと知り合い、彼が2003年に正式に加入した時点でバンド名をAmbassadeursに変えて2枚のCDRシングルをリリース、スウェーデン国内でライブをやってたらしいです。その内の1枚はこないだ紹介したヤツです。その後、確かSummersound Studioで録音してた時にそのプロデューサーだったのがその時はすでに有名人だったJoakim。そしてそのままバンドに加入&バンド名をDouble Danに変更、って流れです。
不思議なことにトリオの中で華々しいキャリアのJoakimはここではおとなしく脇役に徹してて2人のDanが表に立ってるという構図。バンド名もダブルのダンだしね。そんなダブルなダンは2008年に"Emotions In Motions"というCDRというかmp3シングルをリリース、そして即沈黙。そして4年後にイギリスのDufflecoat RecordsとインドネシアのShiny Happy Recordsのダブルネームで"A New Dawn"という8曲入りのCDRをリリースしました。
と、まぁなんともマイペースな彼ら。このスパンのリリースならばフォーマットがCDRでもしょうがないでしょう。むしろ、どんな形でも音が届くだけでも良しとしないといけないのかも知れないです。ちなみにこの"A New Dawn"は全部新曲というわけじゃなくて前作からの4年間の間に録りためた音をコンパイルしたモノです。
アートワークは最悪といっていい出来ながら、シングルのリードトラックとなる"Picture Of You"。これぞスウェディッシュ!なギターポップ。これでもギターの音は昔に比べたらウルサくなった方なんです。爽快な曲調とやっぱり爽快なコーラスワーク、軽快なアップテンポ、イノセントちっくなボーカルとちょっとだけ電子音が入るっていうスタイルが彼らの特徴。特徴ったってほとんどのスウェディッシュギターポップはみんなこんなカンジだけどね。でも親しみやすさのある曲という点ではピカイチだと思います。
その最新シングルからのお気に入りの曲、I Don't Believe In Love(But For You I Will)。この曲も昔から一応知ってたなあ。人それぞれ定義はあるだろうけどネオアコだぜ、と思いたい曲。ちなみになぜこんなにリリース期間が空くのかと推測するにDan Lさんは家族に費やす時間が多いからなんだと思います。LesliesとかTime Lodgersと同じパターンですね。
いっこ前のシングルから"Time Is On My Side"。この世の中には汚いことなんかないんだよ、と一瞬思わせてくれるようなキレイなギターポップ。まぁ曲が終わると東京の片隅でパソコンのキーを叩きながら明日の仕事だりぃーな~ってつぶやいてる自分がいるわけなんだけどね。まぁポップミュージックの3分間の魔法ということにしておこう。そうしよう。
ついでにAmbassadeursの"My Ideal World"も載せておこう。ここまで聴いてきた人にはわかってもらえると思うけど、いいバンドですよねー♪
さて、ココで片方のダンが昔やってたバンドでアレクシスってのがあるんですが、このバンドは公式には音源をどこにも残せなかったんですが廻り廻ってどうしたことか僕のPCに数曲入っています。その中の"サニー・サイド・アップ"て曲があるんですがこの曲が僕は大好きでね、いつか皆さんに聴かせたいと思ってたんですが、ちょっと色々と大人の問題があっておおっぴらには公開できなかったんです。ただ…このブログはほとんど日本オンリーだし、1日の訪問数も8~9件なんでいけるかな?と思ってのっけます。
ネオアコだぜ。
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