The Rainyard。90年代頭にオーストラリアに現れた奇跡のようなギターポップバンド。オーストラリアのパースで結成されてSummershine Labelから7"をリリースした瞬間にゼッタイにギターポップの歴史から消えないバンドになった連中。その後Slumberland LabelのSummershine LabelのコンピやRoo Artのコンピに曲を提供。その7"の前にオーストラリア限定でカセットシングルなんかもリリースしてたみたい。その後、2nd CDEPを出すけどその頃には音がハードになっててほとんど見向きもされなかったバンド。メンバーか解散後にThe Mars Bastards(ちょっと乾いたカンジのギターポップ)、Header(ギターがぎゅわーんとうなってるぜ!)なんかをやりつつ現在はThe Lazybirds(The Mars Bastardsみたいなのんびり系ギターポップ)と、つまりはずっと音楽を続けてる彼ら。
5年以上も前からSlumberlandから編集CDが出るという話はあったものの、ちいともリリースされず、そんなこんなでどこからかそのアルバムになるはずだったと思われる十数曲がネット上に流出したり、元The Fish John West RejectのMark Narcowiczのソロアルバムに彼らのカバー曲が収録されたりして、僕らファンをまだかまだかと待たせ続けた彼ら。
結局のところ、元メンバー達自身がSlumberlandはもうリリースしねーんだ、と腹をくくり、自分達でリマスターして15曲入りのダウンロードアルバムを作って発売したってわけです。基本はタダで配布だけど、もしもお金を払ってもいいんなら自分の好きな金額を支払ってネ♪という粋なシステムで。
まあ聴いてみようよ。僕は勝手にお砂糖菓子みたいなギターポップって呼んでます。他に一体何が必要なのと思っちゃうようなカンペキな曲だよ。あま~いギターポップです。この曲はその7"にもコンピにも収録されてなかったんで、今でもデモなのかカセットシングルに収録されてたのか知らなかったりします。
こっちはSlumberlandのコンピCDに収録されていた曲。他に一体何が必要なのと思っちゃうような~(以下同文)。
日本じゃどうなんだろ? 元々あんまり7"は見かけたこともなかったし、どこかのサイトで紹介記事なんかもほとんど見たこともなかったんだよね。でも僕はこのバンドが好きで好きでねぇ。"Town I Won't Recall","Hellbent Suicidal Over You, Baby","Thet's Her Life","Mr.Leary","So Happy Now","Love's Young Dream"などなど、綿菓子みたいなフワフワしたギターポップだらけなんですよ、彼らの演奏する曲ってのは。
ちなみに彼らの7"は下北沢の"吉田レコード"ってお店で買いました。

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