キャプテン・ココアは80年代にオーストラリアのメルボルンでグレンとデビッドのオニール兄弟を中心として結成されたバンド。グレン氏は今では有名なコメディアンなんだそうな。88年にアルバムの"Kite"をリリース。シングルは88-89年の間に"Bicycle Thieves","Born To Shop",そして"Paul Weller(Was Formerly Yours)をリリース。"Sparrows"(これは名作だぞ!)などのカセットコンピにもいくつか参加。
音の方はトランペットをふんだんに使った正にこれだ!的なギターポップサウンド。そもそもメンツが何人なのかよくわかんないんだけど、友達同士でガチャガチャ楽しくやってます的な雰囲気が伝わってくるような音です。ま、決して演奏とかがうまいというわけではないのですが笑
不思議なもので音からはUKモノ特有な気だるさというか憂鬱さとかの"陰り"みたいなものが一切感じられない所。これってお国柄なのかね? いい意味で陽気一辺倒なハッピーさに満ち溢れております。
ご多分に漏れず彼らの音源はプレミアがついていたけど、2022年にFirestation RecordsからコンパイルしたLPが発売されてオーイエーとか思ってたら、バンドのSoundcloudページで前述の音源全てを網羅してDL販売始めていた。こんなことされたらレコード会社の面目丸つぶれだけどいいのかな?
https://captaincocoa.bandcamp.com/album/the-full-mug-kite-album-singles-b-sides-cassettes
"再結成の予定は今のところない、すまんね。けどこの音源を楽しんでほしい"というメッセージがあります。
あと、メンバーに"A.D"という人がいるんだけど、個人的にこの人はオーストラリアのギターポップシーンを語るうえで何気に外せない人だからいつかガッツリ紹介したいものである。
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