Rex3連発!
Rex。たった3文字のバンド名だと検索しにくいよね。昔何かのネオアコ/ギターポップ関連の本で紹介されてた記憶がある。何の本かは忘れた。"Best Obsessions"というアルバムを89年にリリースしてそれで消えた人たち。同年にシングルも2枚リリースしています。レーベルはChrysalis、プロデューサーは大御所Clive Langer & Alan Winstanleyのゴールデンチーム。もうお膳立てはバッチリでのデビューだったことがうかがえます。ジャケ写を見ると4人の内、センターの2人はルックスも良さそうだからねえ。
と、まあ何もかも準備万端で臨んだ彼らだけど肝心の音の方はこれだけ豪華な下準備のわりには拍子抜けする位な至極真っ当なギターポップ。ちょっとロック寄りな感じ。曲もずば抜けたものはなく良くもなく悪くもない。でもちょっとだけ良い方に振れるかな、という感じ。ボーカルはちょっと鼻にかかったような声だけどかといって聴くのに障害になるような酷さでもなければ武器になるような感じでもない。
何もかもがこんな感じ(主観)なので、ダメすね!と切り捨てるわけにもいかないし、かといって超絶名盤じゃないすか!と言うわけにもいかないこの絶妙な中途半端さ! せっかくお金をかけられる立ち位置にいたんだからもうちょっと彼らの面倒を見てあげてれば化けてたかも知れないのになあと思わせる1枚です。もうちょっとさ、アレンジとか工夫を凝らしてさあ…大御所チームがプロデュースしてるんだからいくらでもやりようがあったじゃないかい。
上のリンクはシンガーのアダム・ライアン・カーターさんのサイトなんだけどバンド解散後はCM曲を始めとするマルチなタレントさんに変身した模様。
0 件のコメント:
コメントを投稿