みなさんご存じの通り世界にはいっぱいウィルソンと名の付くモノや人がいます。だから簡単なネーミングのバンドとか人名だと検索しても結果がなかなか出てこずにイライラするものです。このThe Wilsonsもそんな安直(かどうかは知らないが)なネーミングのバンドです。特にね、簡単なネーミングでもある程度の成功を収めていれば(それがたとえローカルなレベルでも)インターネッツの大海から情報のかけらを集めることもできるんだけど、どうやら日本でだけ、ピンポイントでしかも一瞬フィーチャーされたような人たちだとなおさら苦労するわけですよ。これは主にレコ屋がプッシュしたことによって瞬間的に脚光を浴びるということに由来してる気がします。
USAのSparta Recordsというレーベルから2枚の12インチを87年と90年にリリースしたThe Wilsons。たぶんSimon Quissという人がメインで少なくてもBerlinとJohnというメンバーもいた模様。つまり最低でも3人組だったはずです。いろいろと消息を調べてみたんだけどインターネッツ上ではウィルソンがいっぱいであふれかえってて難しいんですよねコレが。ただ、調べた限りではどこにも情報はない。はず。たいていFacebookかBandcampかSoundcloudを調べればなにがしかの手掛かりはつかめるんだけどね。ちなみにDiscogsでは"Kortney & Dave"と関連付けられてるけどこれは誤りだと思う。Simon Quiss名義でいくつかのコンピに参加している様子だけど確認できてないから正体は不明。でもそれらのコンピもUSA産で結構珍しい苗字(クィスって読むのかな?)だから多分本人だとは思う。
音の方はネオアコというよりかはギターポップ。それも意外としっかりとした音作りで安定してると思う。ボーカルもクセがなくメロもそこそこいいんで基本的に買っても損はしないと思うよ。ただ、突き抜けた感じではなく、平均していいんじゃないコレ、とか思ってる内に終わっちゃったよ、てな感じ。結構いいよ!
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