Tiberius' Minnows

今でも覚えてるんだけど90年代のある日、クロスビートという音楽雑誌の輸入レコード盤レビューに、赤色と青色で描かれたイラストの彼らの7インチシングル、"Time Flies"と"Oh June"のジャケと短いレビューが載ってたことを。同時のリリースだったのか、たまたま2枚同時に見つけて同時にレビューしたのかはわからないけど、そのシンプルなスタイル(要は白地のスリーブに赤一色、青一色で描かれただけどこの)は強く印象に残ったものです。

後になって知ったのですが彼らはアイルランド出身のアイルランドのバンド、所属レーベルはアイルランドの老舗レーベルのGood Vibration Records、"Oh June"のシングルに描かれたイラストはメンバーの誰だっけな？娘さんだか親戚の子が描いたものだということetc.

意外と日本でもファンの間では好評で、当時のネオアコ狩人の皆さんが色々と情報を調べてくれてたんですが、"Time Flies"のプロモーションビデオの存在は数年前まで知らなかったなあ～。彼らに限らずアイルランドのバンドの音は時として牧歌的というか、なぜか日本の農村とか盆踊りを思わせるような意味もなくのどかで平和なイメージを連想させるので、地理的な状況から情報は入りにくいんだけど日本でもわりと支持されてたような気がする。気のせいかもしれないけど。

僕は確かヤフオクで"Time Flies"と"Oh June"の2枚を同時に買ったような気がするよ。当時はインターネッツもまだ発達してなくってヤフオクとかが結構重要な情報ゲットの場所だったんだ。だから当然SNSといえばミクシィでマイスペースだったんだ。でも昔も炎上とかはあったよ。

さて、2枚の7インチの後はどうなったんだという話ですが、このあたりからあんまりフォーカスされてない気がするんだけど、3rdシングルとして"The Love E.P."がリリースされてます。カセットを非常によく見るんだけど、一応CDEPでも出てます。ちなみにCDEPだと今でも高い。このシングル収録の"Another Rainy Day"は何気に名曲なのでぜひとも聴いてほしい。ボーカルの声がいいよね。

その次の4thシングルってのもあってこれがなぜかクリスマスシングルで"Cheer Up Christmas"という。これも結構いい曲なんだけどいかんせんクリスマス用なんで聴く時期を限定してしまうのが玉にキズ。

そしてなんだかんだで96年に自主制作なのかな？な"Holyland"というCDをリリース。ここには”Oh June"と"Cheer Up Christmas"を除いた"Time Flies"と"Another Rainy Day"が収録されています。つい先日知ったんだけどこのアルバムに収録されている"Computer Game"という曲がカセットシングル(デモかも？)として存在しているみたい。youtubeにアップロードされてるよ。

その後も実はアルバムやシングルなんかもポコポコ出し続けており、2019年現在も現役バリバリだったりします。youtubeにいろんなライブ映像があったりFacebookにページを持っててそこでも色んな情報がアップされるので気になるみんなは要チェックだっ！