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2019年7月31日水曜日

Pop Art


Pop Artはデビッドとジェフのスタインハート兄弟を中心としたギターポップバンド。USAのLAを活動の拠点に、80年代の初頭から色んなバンドを経て今なお活動中の息の長~いバンドというか兄弟である。LAっていったらギャングとハリウッドと麻薬と殺人くらいしかイメージがない悲しい自分だが、実はLAの住民全員がそういうわけではなく(当たり前)、今回紹介するスタインハート兄弟みたいな心象風景を持つ住民もいるんだということをぜひ知ってもらいたいのである。

そもそもね、ダイレクトにアンディ・ウォーホルを連想させる"Pop Art"という一般的なバンド名とUSAという立地条件とレイト80's~アーリー90'sという時代性によって見つけ出すのが困難だったわけですよインディーズファンからしたら。しかしココ日本には過去にはすげぇ情熱を持ったネオアコ狂人の皆さんがいてですね、かなり早い段階からこの"Never No"を見つけ出していたのです。当時は結構お高いレコードだった気がする。気のせいかもだけど。聴いておくれよこの蒼い世界観(青い、じゃないよ蒼い、だよ!)。こういうのなんていうの?抒情的?ムーディー? まあ言い方はさておいてUK勢にも通じるこの物憂げなサウンドと落ち着いた曲調、もちろんサビは盛り上げるよ暗いけど!な曲。これは日本人大好物な類いの音ですよ。

まあそうはいっても日本の一般的なネオアコファン(オレ含む)は当時はやれC86だやれサラレーベルだと浮かれ騒いでたことと、Pop Artの立ち位置的にUKラインでもUSライン(SlumberlandとかThe Bus Stopとかのことね)にも乗ってなかったんで、結果情報がなかなか入ってこなかったんで継続的に追いかけることができなかった、と僕は回想している。ま、そんなことはどうでもいいけどね。

さて、彼らはPop Artとしてアルバムを少なくても6枚、ベスト盤を1枚出していて今ではかなり手に入りやすい。クオリティとしてみるといい意味でどれも安定して高クオリティなので見かけたアルバムのどれをとっても基本満足できると思う。でも欲を言えば日本のネオアコシーンでは"Never No"が一番知られててなおかつ名曲だと思うのでこれが収録されているアルバムを買うのがおすすめかなー。 

【追記】 スタインハートかと思ったらシュタインハルトと読むらしい。ご先祖様はドイツなんだろうね。

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