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2019年5月27日月曜日

The Wonder Stuff

The Wonder StuffのPVがようやくこの5月の頭に解禁になった模様。今まで、何人かのファンがyoutubeにアップしていたが、そのたびに削除になってしまってたので、それでも諦めきれないファンは映像を逆回しにして音は普通に流すという涙ぐましい努力をしていたわけであります。

基本メンバーみんな長髪、でも出てくるサウンドはインディダンスなロック、ただしメンバー(ベース)の内1人は本格的なヘビメタテイスト。フロントマンはしゃべらせると超おもしろい。加えて役者さんの素質あるんじゃないかと思わせるアクション(特にPV)…とまあ1stアルバムはかなり愛聴したもんです。このヘビメタくんはその後ODで死んじゃいます。残念です。

 

2ndアルバムでもその系統で突っ走ってくれて皮肉に富んだ歌詞を最高の音に乗せて届けてくれました。聴けば誰でも感じるだろうけどライブが大好きなんだろうねえ。その中で1stとちょっと異なる点はトラッド風味の曲が味付けとして収録されていたことです。これが3rdアルバムへの伏線となります。

で、その3rdアルバム。僕はこの時期が一番好きですねえ。フィドル奏者もメンバーとして加わり、アルバム全編に漂うトラッド風味と相変わらずのパワフル&スピード感。曲のクオリティがこの頃が一番高かった気がします。また、シングルになった曲なんかには楽しいアレンジが施してあって、PVなんかは見てるだけで楽しい! youtubeにアップされてはすぐに削除食らってたんでしびれを切らしてPV集のDVDを取り寄せたりしていました。

先行シングルとなった”The Size Of A Cow"。楽しそうだよね~。音も映像もカラフルで当時は狂ったように聴いてたものです。なんでもこの曲は同時期に活躍していたThe Inspiral Carpetsへの皮肉が込められてるとか何とか当時は言われてたね。

 

シングル扱いの"Welcome To The Cheap Seats"にはとうとうカースティ・マッコールさんを引っ張り出して当然のことながらトラッドテイストな曲を披露。言うまでもなく名曲だと思います。でももうカースティ・マッコールさん死んじゃったよね…。なお、このシングルにはトラッドのカバー曲(元曲は名曲なのかな?)とThe Jamの"That's Entertainment"のカバーなんかも収録。


"Dizzy"は元は60年代だかなんだかの曲のカバーということでVic Reevesというコメディアンの方との共演。このコメディアンさんは現地では有名なのかな?わからないけどさすがエンターテイメントの世界にいるらしくPVのアクションが素晴らしい。何べん見ても飽きない。やたらと手数の多いインディダンスサウンドによくあるバタバタとしたドラムもいいねえ。


その後はトラッド風味を一掃して真っ当な感じのロックサウンドに戻った感じのアルバムを出し、さらにその後は…よくわかりません。興味を失ってしまったので。ただ、再結成したりベスト盤みたいなものを何枚か出したりしてたみたいですが、数年前に「キチンとした」形で再結成をし、シングルやアルバムをだしています。最近の曲を何曲か聴いてみましたが、悪くはないです。いい感じのほのぼのとしたギターサウンドです。でも90年代のあの奇跡のような時代を知っている者としてはどうしても物足りなく感じてしまうのですよ。


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