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2019年5月11日土曜日

The Artisans

今は2019年。今風に言うならば2019年なう。個人的に感じるのは「ネオアコてナンスカ?」「C86ナニソレ?」「レコ屋?いやSpotify最高!」「それよりEDMしょ!フェス行こうぜ」という空気を感じます。いや、それが悪いというわけではなくてむしろ当然だと思います。だって20~30年前の音を捕まえてコレはイイですねえ素晴らしいですねえというのはやはりごく一部の層にしかアピールできないのは当たり前なのです。時代は進んでるんでその時代その時代にマッチした音が喜ばれるのはむしろ健全だと思います。

さてこのThe Artisans。一部カルトなファンを喜ばせるために情報を列挙していくと、まず"Jazz Serenade"で知られるThe Artisansとは違います。次にラグビーと羊の国のニュージーランドにいるThe Artisansとも違います。そうですこの遅れてきた3番目のThe ArtisansはKevin McGrother率いる2019年の現役バンドです。このKevinさん、知ってる限りでは80ン面台後半から音楽活動を開始し、Just Like Alice,Tickety Booを経て10年以上沈黙、そして数年前にソロ名義で自主製作のCDアルバムをリリースし、そしてThe Artisansを結成して今回のアルバムデビューとなった人です。このアルバムは基本DL販売オンリー、50枚だけCDをプレスして限定販売した模様。先行シングルもDLオンリー。まああれですよね、現在っぽいリリース形態ですよね。

このKevinさん、昔っからなんですが声に特徴があって、なんというか無駄にソウルフル。コクがある声なんですよね。そしてどの名義での音源でも繰り出す音はほぼ同じ。本人も自覚してあえてそういう音を出してるみたいなんですがそれはつまり「イギリス」と「C86」、これにこだわった音作りをしているみたいです。あと、それ系のリスナーが好きなアレンジを必ず加えてるということ。つまり、メランコリック、女声コーラス、ラッパ、アップテンポ、いいメロ、をミックスしてるってことです。いいとこどりじゃねえかっ!って声が聞こえてきそうですが、聴けばわかるけど事実そうなんだよね笑

実際なんで今まで売れなかったんだろうとか、なんでレーベルと契約してないんだろうとか思うんですが、僕が勝手に推測した根拠の全くないデマによると、おそらく時代と運悪くマッチしなかったとか、Kevinさんの性格がとんでもなく破綻してて例えば他人とちょっとでも目が合うと即なぐりかかるとかいう性格のせいとか…。真面目に考えると曲はどれもほんと水準以上なんであとほんのちょっとの一押し、たとえば1曲だけでも全国放送で演奏するとかすればそれがキッカケでブレイクしそうな気がするんだけどねえ。でもホントにバラエティに富んだ曲が収録されたいいアルバムだわー。


ちなみに昨日今日と怒涛の更新をしているのは単に気が向いたからです。この2日間でのアクセス数はなななんと2! すごいよね、全世界から閲覧可能なんだけどたったの2だよ笑

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