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2014年6月23日月曜日

The Orchids(US)


The Orchids。言わずと知れたネオアコ界の重鎮バンド。現在も精力的に活動中。80年代にはかのサラレーベルに所属して、フィールドマイスと共にレーベルの看板バンドとして超有名。ところがほぼ同時期にアメリカにもおんなじ名前で活動してたThe Orchidsがいたことはあまり知られていなかったりします。ニューヨーク~ニュージャージーあたりでカレッジミュージックシーンなどで活動していた彼らは、フォークロック、初期のREM、ポール・ウェラー、モンキーズ、ヴェルベット・アンダーグラウンド、テレビジョンなどに影響を受けたとのこと。若干よくわからない組み合わせですが、とにかく女性メンバーを含んだギターポップバンドです。

そんなオーキッズが90年に唯一リリースしたのがこの7"です。ハチェットレコーズというレーベルからのリリースですが自主なのかそうでないのかイマイチわかりません。2曲入りでA面が男声ボーカル、B面が女声ボーカルの曲となっていまして、まず曲調が暗いです。暗いというかどんよりした感じ。弾けるようなタイプの曲じゃあないです。ですので一聴すると地味に聴こえるんですが、よく聴くとなかなかじゃね?と思うような曲を書いてます。上記の影響を受けたバンド達にもなんとなーく通じるというか、なるほどねと思わせる若干フォーキーかつCMJにいそうなタイプの音です。そうですね…かの有名なThe Lotus Eatersにもちょっと時代はずれるんですがThe Lotus Eaters(US)ってのがいてあれをなんとなく連想しました。まあ音は全然似てないんですけどね。有名バンドと同じバンド名で、有名バンドには及ばないけれども、合格点!なバンドという意味で。

そんなオーキッズですが、何気に元メンバーたちは元気らしく、フェイスブック上に自分たちのページを作ってたりします。そこで7"以外の曲も聴けるんですが良くも悪くも7"路線の曲だったりします。結構曲を持ってるんですよね彼ら。

この7"、なかなか見つからないけどあれば安く売ってるはずなんで興味のある方はぜひウォントリストに加えておいて下さい。

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