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2014年5月29日木曜日

Love Parade


※Mixiより転載&加筆
■Love Parade
■Past Crimes/Cassette
■91年 Sugarfrost Records
■Side A
Lazy Days
Sad As Sunday
Autumn
Priory
Dave Clark Five 
Wounded
Under the Weather
Sick Joke
When I’m Alone
■Side B
Eternally 
Perfect Combination
Life 
The Guilt Chest
My Dilemma
Out To Sea
All God’s Children
Can’t Buy Me Love
Shy Away

メインパーソンのGraeme Elstonさんは最初はLove Paradeとしてキャリアをスタートして、その後Pure, Eva Luna,そしてSlipslideとキャリアを積んでいるある意味伝説的な人物であります。

Love Parade時代は2枚の7"と1枚のフレキシ、あと"ぼくのにちようびコンピ"や"Positively Teenage!!?"などののカセットコンピに参加してて、それらのリリースの中でも特に"The Guilt Chest e.p."はここ日本でもずいぶんと昔から人気のあった7"です。ジャケの写真もさることながらここに収録された"Life"は何かに追いつめられたようなリズムとしょぼいギター、誠実そうなボーカル、いいあんばいのキーボード…といわゆるタテノリな曲を演奏してました。このバンドはこういうタテノリ系な曲が多かったですねー。その名曲"Life"は後に日本のExcellent Recordsの"Pop Renaissance"コンピCDにおいてCD化されてます。

Love Parade解散後、Pureを結成しましたがこれもなかなかいいバンドでほのぼのギターポップという感じの音でした。これもヨカッタなあ。さらにその後に組んだEva Lunaは何を血迷ったか思いっきりマンチェサウンドに変貌していました。これはさすがに驚いた。このあたりでSugarfrost Recordsに所属して、レーベルオーナーの山内さんの元、このカセットアルバムをSugarfrostからリリースしたわけです。Love Parade時代の全音源とデモを詰め込んで。 全曲見事なまでのLove Parade節全開、つまり性急で手数の多いドラム、しょぼいギター(失礼!)、まじめボーカル、甘すぎないメロディetc etc...。まぁ音質のクオリティとしてはそこはインディーなので貧弱なところは否めませんが、逆に正にインディーギターポップ!として愛着がわくわけです。

そしてさらにその後はSlipslideとして80年代組ご用達のMatinee Rcordsに所属して作品を発表したます。何というか、時を経るにしたがってだんだんと音に角が取れて行ってるような、いい年のとり方してるではないか、と感じさせる音になっています。

そんな"Life"はちゃんと誰かがyoutubeにアップしてくれています。この7"自体は90年にドイツの"A Turntable Friend"レーベルからのリリースです。何気にこのレーベル、いいものをいっぱいリリースしてたんですが見事に消えてしまいましたね。ここのオーナーさんもかなり気さくな人でThe RileysのCDをくれたりとかなり親切だったんですが…。たいていの当時のレーベルオーナーはどこかでなにがしかの活動をしてるんで今でもなんとか足取りはつかめるんですがこのウルリッヒさん、いまだに見つけられません。泣。

余談ですがのちにドイツのカセットコンピでドイツのバンドがドイツ語でほぼ原曲通りのカバーを披露していたりします。元曲がイイんでまんまカバーですとこれもイイとしか思えなかった思い出があります。

…いえね、Love Paradeの"The Guilt Chest EP"といえば10年以上も前からその手のファンの間では有名だったので、今更ココに記事を書く必要もないだろうと思っていたのですが、インターネッツで検索かけたら思ったよりも誰も語ってない。個人的には日本語のレビューがずらーっと検索結果で出てくるかと思ってたんですが2~3件しかヒットしない! というわけで少しでも人目に触れるようにという願いをこめた今回なのでした。

どこかのレーベルがCD化してくれないかなぁ~。こんなバンドの音源がカセットオンリーだっていうのはもったいなさすぎる。だがクラウドベリー、てめーんとこだけはよけいなことすんな。

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