今じわじわとキテいる(のか?)バンド、Chapter One。"When The Summer Comes"の7"でのネオアコ哀愁サウンドがココ日本では昔からひそかな人気(限定100人くらいの間)だったバンドでもあります。ジャケも枯れたような色合いと妖精だかなんだかのイラストで(ただしかわいくはない)、その手のマニアにはたまらない1枚です。もう1枚7"がありますがこちらも同系統のサウンドで入手難度的には相当高いデス。"When The Summer Comes"の7"は日本で売られれば1万以上になる時もあるシロモノですが海外では評価がないに等しいらしく、海外で見つけられれば1000円くらいで買える、まさに今がチャーンス!な1枚でもあります。
人は必ずトイレにいってうんこをするように、当然メンバーにコンタクりたくなるものであります。ゆえに数年前から検索検索していました。たぶん経験のある人も中にはいると思いますが、あるパンクバンドのサイトに行きつくと思うのです。そこはまぁヒドイセンスのサイトで10年以上前のサイトを思い出させるような手作り感覚満載なサイトでなぜかそこでだけChapter Oneの手がかりが見られるわけです。
ワグ・レコーズ。バンドの中心人物の名前がついたレーベル、ココがすべての発信地というか震源地なのですが、ここのレーベル番号1番のコンピLPにチャプター・ワンが収録されていてこのコンピLPは知っている人も多いのでは?
世の中には不思議なもんでどんなだらしなくても性格が悪くてもなぜか紡ぎだされるメロディは天才的な素晴らしさを持つという天性のメロディメーカーという人がいると思うのです。そういうタイプの人がこのChapter Oneだと思うわけです。イヌとフィッシングとサッカーが大好きでうんこの写真なんかも平気でネットにアップするような、なぜかパンクロッカーの彼ですが元は70年代末からずっと音楽活動は続けてて、最初はロクセットというどっかで聞いたような名前のバンドで何枚かシングルを出します。ちょっとパワーポップテイストのシンプルなポップな音で僕は普通のギターポップファンならば受け入れられる音だと思います。その頃にはもうワグ・レコーズを運営してたらしく、次のリリースはなぜか突然なロカビリーバンドなわけです。これまたシングルとアルバムをリリースしていて、これはそこそこ聴ける音だとは思いますが相当なファンでなければ手は出さない方が無難でしょう。ロクセットに行った方がベターです。で、その次にネオアコファンにアピールできるポテンシャルを持ったChapter One時代があり、そしてなぜかパンクバンドを結成して現在に至るというわけです。このパンクバンド、まぁパンクっちゃあパンクなんですがそこは曲作りはChapter Oneがやってるので、どことなくポップなメロが見え隠れするなかなかいいんじゃね的な音となっています。
さて、そのChapter Oneですが、数年前にごくごく限定でCDRとしてバンドの未発表曲や当時のソロをコンパイルしたCDRをリリースしててそれが上の2枚のジャケ写になるわけです。あと、ジャケはなく、mp3オンリーだったらしい"Spit And Polish!"というコンピもあります。
まず"Like It...Or Thump It!"、こちらは間違いなく隠れネオアコの名盤になると思います。アコギをフィーチャーした、いわゆるネオアコテイストな曲が満載です。これはスゴイね!全部で15~6曲あるんですが確実に10曲は神がかってると思いました。ネオアコなんですがルーツ(?)でもあるパンクやロカビリーテイストをさらりと織り交ぜつつChapter Oneの世界を存分に展開しています。
"Knucklehead"の方はアコースティックテイストが薄れ、若干ロックテイストが強めな作品になっています。悪くはないんですが"Like It...Or Thump It!"に比べると印象は薄いかなあと感じました。
"Spit And Polish!"はコンピレーションという体裁をとってはいますが、どうもChapter Oneが作った曲を色んなユニットで歌っているような企画で、まぁ結局はChapter Oneです。ここには本家の7"の曲達も収録されています。
ケッコウ、長い時間をかけて攻略をしたんで上記3枚をゲットできたのは感慨深いです。ご協力くださいましたIさん、いつもながらありがとうございます。ぶっちゃけこのジャケ写は世界でココだけでしか見れないはずです。
気合いの入ったネオアコハンターはチャレンジしてみてはいかが?そもそもチャプター・ワンと聞いて「おや?」と思ったネオアコレベル50以上の方はたぶんどこのサイトか見当はついてるはず。そこで間違いないです。ただ、向こうの気分によっては返事が返ってこない場合もあるので運とかも必要なのかな?
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