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2013年12月18日水曜日

Barefoot

オーストラリアのThe Macguffinsというバンドが80年代に活動していて、その唯一の7"は地味ながら非常にいい曲を書いていて何気に好きでした。そう、ついこないだ紹介したBrick Supply同様にいつでもそばに置いておきたい1枚です。その7"はケッコウなカルトな1枚で、なかなか、数年探し続けても見つからないシロモノです。ただ、探す価値はある珠玉のレコードです。その7"に収録の"Rich Together"はオージー版レミスパ(※Tweenetのオーナーが趣味趣味で作ってたオーストラリアンバンド限定のコンピCDR)に収録されていました。

さて、そのThe Macguffins解散後、僕らの目からはすっかり姿を消してしまったかのようでしたが、彼は90年代はこのBarefootというバンドを率いて生き延びていました。93年と94年にそれぞれCDをメジャーからリリースしていたのです。全然知らなかったよ。もしも、知っていたら当時すぐにゲットしていたんだけど日本には情報が届かなかったわけで…。こっちは今でもわりとカンタンに見つけることができます。曲風は変わらず、派手さはないんですがなんとも歌心のある演奏をしています。オーストラリアのネオアコバンドにある乾いたような質感ではなく、クリアな音と歌声でカラッと晴れたようなサウンドです。聴いてて気持ちがいいサウンドです。メロは強くなく、ヘタすれば右から左へと流れていくような感じなのですが、クセがないからいつまでも楽しめるような音でもあるわけです。しつこく、くどくもなく、かといって空気のように何も見えない感じないというわけでもなく、ちょうどその中間を絶妙な音で満たしていると言えますね。

ご興味のある方はぜひ探してみてください。ボクシングでいうところのボディーです。ストレートやフックではなくって。ドカンとした派手なサウンドではなく、こういうさらりとしたそよ風のようなバンドって好きだなぁ。

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