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2013年1月5日土曜日

V.A/Sivulliset

どっこいこのブログは生きてるぜ。ただ金魚の飼育に夢中になってただけなんだ。誰も読んではいないだろうからお魚に熱中してて書くことがめんどかっただけなんだ。 さて、2~3日前にヤフオクに出品されてたこのコンピCD。4枚組。1985年~2000年までのフィンランドのロックシーンを収録したよくよく考えればとんでもなく壮大なコンピ。そもそもフィンランドの音楽シーンでネオアコ的な側面から見るとかなりナゾなところがあって、ネオアコ本だかなんだかに載ってたロス・ジャコパブロス(読み方OK?)とかなーり昔に話題になったガールズギターポップバンドのLittle Mary Mix Upくらいしか知らなかったんだ。スウェーデンは昔から日本でもおなじみだったし、ノルウェーはPerfect pop Recordsのおかげでそこそこ情報は当時からあったんだけどフィンランドはどうもよくわからなかった。ヘビメタと森林と湖の国、あとサウナ?の国っていうイメージくらい。 そんなときにこのコンピの存在を知ったんだけれども、これがどこにもねぇんだ。国内で見つけるのは論外だったんでヨーロッパに救いを求めたんだけど、ヨーロッパに配給されてたのコレ?ってくらい捜索は難航を極めた。単に探し方がまずかっただけかもだけど。ネットで情報を調べてコンパイルした人のプロフィールを調べてフィンランドのテレビ局だかラジオ局だかまで調査してた記憶があるんで僕的にはハンパなく見つけるのが難しかった。だからヤフオクで12,000円で出てるけど日本でアレを買えるんなら個人的にはそれ位してもおかしくはないと思いますよ。 さて、内容なんですが80曲オーバー収録されてるんですが個人的にはビビビと来たのはまぁ10曲ほどかなという印象です。ネオアコ的側面からなんですけどね。22 Pistepirkko,The Autobiographical Dancers,Poverty Stinks,Penniless People Of Bulgariaなんかは結構レコード聴いてる人にはなんとなく聴いたことあるかな的なバンドかと思います。書いてて思い出したけどPenniless~とかPoverty Stinksは日本盤も当時出てたよね? Sad Circlesってバンドはどっかで聞いたことあるんだよねこの名前、単独ではなくってコンピLPだかなんだかのリリースがあったような…? Little Mary Mix Upは名曲"Pretty Lies"を収録。ちょっと野太いガールボーカル、単独でCDもあるよ。"Breakaway"のカバーもやってた。そう、昔BreakawayのTracy Ullmanに似た女上司がいてコワかったなあ…。The Nightingalesはあのナイチンゲールズとは別物のバンド。なんていうか寸劇風というか大げさなアレンジでカエルのような声で歌うバンドなんだけど困ったことにメロが最高なんですよ。何枚かアルバムも出てるんでぜひ試してみてね。くれぐれもエゲレスの方と間違えないでね。 参考までに。ただこのコンピに収録されてる曲じゃないですコレは。コンピに収録されてるのはこんなカンジでアップテンポな曲です。くっそう、いつ聴いても無駄に豪華なアレンジだぜ、笑。 で、フィンランドの正統派ギターポップの親分The Peppermints。数年前にヤフオクに7"やらLPやらが出てたのを覚えていますでしょうか? 出品者忘れちゃったんだけどたぶん僕の知ってる人だったはず。しかしこのバンドってお店とかじゃ紹介されないよねぇ…残念。7"とかCDとかを数枚ずつ出してるので要チェックかと。 参考までに。この曲はコンピには収録されていません。"Desires,Tears&Lies"というCDです。レーベルがKeane Recordsっていうんだけどココも探しきれなかったんだよね。そもそも実体はあったのか?メンバーが個人でやってたほぼ自主レーベルに近かったんじゃね?って今では思ってます。記憶に間違いがなければメンバーの一人が女性ボーカルをたててバニャニャスキンてユニットやってた気がします。バニャニャスキンならば国内でも売ってたんで、なんで前のバンドはフィーチャーされなかったんだと首をひねった思い出があるようなないような。 で、ネオアコ的な目玉はまずBibi Hanuk。前にこのブログでも紹介したバンドなんだけど、まず聴いてみよう。 がむばれフィンランドのスミス!的な音です。唯一の7"に収録の"Take A Walk",和訳すると「散歩に行く」になるのか? この音聞いたらメンバー探すしかないっしょっつーわけで数年前にいろいろ聞いたんだけど、まあヘルシンキ周辺、というかヘルシンキ限定でほそぼそとライブ活動をしてただけで未発表曲とかデモとかのストックは一切ないんだそうな、っていうかボーカルの人もほぼ記憶が抜け落ちてるのかほとんど何も覚えちゃいないんだと。たぶん唯一のCD化された音源だと思います。ちなみにボーカルの人は以降、なぜかジギー・スターダスト期のデビッド・ボウイのカバーバンドをやってて、ピカピカな衣装にギラギラなメイクでなぜかフィンランドでプチブレイクをしている模様。 そして日本で騒いでたのは数人か?なガールズギターポップバンドのThe Bee Meeting。Mary-Go-Round,No Flags Etcには負けないぞッな猛烈な曲です。 このコンピでのみCD化。単独ではスリーブ付のはあるかわかんないけどとりあえず7"があります。彼らもメンバー見つけようと頑張ったんだけどね、ええそりゃぁストーカー並みに。でも見つけられなかったっす。ただねぇ、メンバーの一人がStrawberry Recordsと関連が深いみたいなんだよね。Strawberry Recordsて何? いい質問です。僕が思うに、フィンランドのギタポシーンをたどっていく上でこのレーベルが肝だと思うんです。確かにすえーでんとかノルウェイに比べると規模は小さいもののココが核だと…思うんですよねえ。なんつったっけな、コソネンていうミュージシャン兼プロデューサーみたいなのがいて、そこ発信の音が日本人的にドンピシャな音を発信してたんですよね確か。 他にもおぉ、っていうバンドがいくつかあるんでフィンランドの森への冒険を考えてる人であれば購入してみるのもいいかも。ただし、おぉってのは10曲前後なので(80数曲中)ご注意を。僕もしもってなかったら即買いです。

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