
というわけでドイツのFirestation RecordsからPlaying For TimeのCDがようやくリリースされました。ネオアコを古くから追いかけてる人には幻のバンドとして有名だった彼ら。そもそも7インチが本当に存在しているのか?というところからしてナゾだったバンドなんです。ちょっとソウル風味な女声コーラスと洗練されたサウンドな"With My Heart"という曲、まあネオアコじゃねーよって言われればそれまでなんですが、この都会風味というかメジャーなカンジの音作りはオールドファンの耳を昔からとらえて離さなかったんです。
その7インチは一旦ヤフオクにでればウン万円は軽く超えてしまうようなシロモノで、なおかつなぜだかインターネット上にも情報がほとんどない状態が続いてました。そんな状態が数年間ずーーっと続いてたんですが、ある時僕とネオアコ師匠がイギリスのバークレー音楽なんちゃらというサイトにしれっと名前だけが載っててそこからコンタクトを取り始めたのがこの再発のキッカケだったわけです。最初そのメンバーの人は自分達が昔やってたバンドが未だに聴かれてることに驚き「マジかよ?」って半信半疑だったんだけど、やりとりを続けていく内にようやく信じてくれて、音源を他にも持ってるならCDか何かをリリースしておくれよと頼んでみたところ、ならば音源をまとめるんでどっかレーベルを教えてくれよとある日言い出して、その時に同じくFirestation Recordsのオーナーとは昔っからこのバンドについてあーだこーだ話をしていたことを思い出して、ならばドイッチュにいいレーベルがあるからそこに話してみ、と紹介をしてあげたわけです。
そこからトントン拍子に話は進み、そのメンバーはウェブサイトを立ち上げ、CDも順調にプレスされていったんですが、Firestation Recordsのオーナーが病気になったりして多少リリースが延期されたりもしたんですが、僕たちがメンバーを見つけて約1年後にこのCDがリリースされたという次第です。CDのサンクス欄に僕とネオアコ師匠の名前がクレジットされてるのを見た時は嬉しかったすね。
そのCDですが明らかに音楽のバックボーンが他のネオアコバンドとは異なっててジャズ志向というかソウル風味というか、そんな音になってました。アーバンですな。"With My Heart"は7インチバージョンとオリジナルバージョンが収録されてるんですが、個人的にはオリジナルバージョンの方が若干ジャカジャカした音になってて好きかも知れないです。他の曲はソウル風味たっぷりな女声ボーカルの曲があったりサックスが渋く響いてたりと、あぁナルホド、というラインナップになってます。"With My Heart"のノリを期待してると裏切れるかも知れないですね。ただ、1曲だけまるでJim Jimineeみたいなノリの曲があります。あと、7インチのB面にもなってた"Six Weeks In July"はやっぱ美しいすね♪ ウットリ。確かこの曲はMidge Ureのプロデュースと聞いた覚えがあります(違ってたらゴメンナサイ)。Jools HollandやMidge Ureのステージにも立ってた彼らなのでまあこういうこともあるのかな、と。
とにかく長らくナゾに包まれていたPlaying For TimeのCDがリリースされましたので興味のある方はゼヒ♪ ただC86系でもなければサラ系でもないよっ
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