
■City Giants
■City Giants/7”
■87年 Give It A Blast Records
■Side A
Little Next To Nothing
■Side B
Where Love's Concerned
Have You Got Any Idea?
数あるネオアコ/ギターポップバンドの中でも間違いなくトップ3に入る1枚。Commotion UpstairsとかThe Frazersとか日本では紹介はされてないバンドでもサイコーなバンドがいるけど、それにも負けないくらいのカンペキな1枚。なにしろ売ってないんです。ようやく売ってるのを見かけたと思ったら(最後に見かけたのは約4~5年前)、バカ高い値段がついてた。どれくらい高いかというと、世田谷の駅から徒歩3分の鉄筋のマンションという立地条件の家賃をほぼ同じ値段。これをゲットしたので今年の年末年始は本格的に何もできなくなりました。
リリースは87年、カンペキです。レーベル名からするとたぶん自主制作だとは思うんです。だってこのレーベル名で他のリリースって見たことがないから。メンバーは4人組。もう長いこと情報を探し続けてるんですがこれっぽっちも情報が見つからないという、なんとも不思議なバンドです。たいていのバンドは検索をかければなにがしかの情報があると思うんですけどね。どういうわけかどこにも情報がないのです。海外の友人たちにもずっとwantとして探してもらってたんですが。
"Little Next To Nothing"はイントロの小刻みなギターのサウンドとリズムで即死だと思います。まさに80年代のインディーポップというような僕的にはパーフェクトな1曲です。"Where Loves Concerned"はちょっとスピードを落としてちょっぴり哀愁的なメロが心地よいなかなかの佳曲です。"Have You Got Any Idea?"はギターの音とリズムが耳に残るこれまたナイスな曲です。個人的には3曲それぞれ単独でシングル切ってもよかったんじゃん?と思います。
なんていうのでしょうか、"C86"とか"Tweepop"、"Jangle Pop"っていうのはこんな音なんだよ!っていうくらいの最高級の品質なギターポップです。これを聴けるんならばクリスマスも正月もイベントなしで構わぬ!と思わせてくれるくらいの1枚です。ちなみに数年前からmp3では持っていたんですが、やっぱりオリジナルで欲しい、って思ったわけですがマニアな方ならばこんな気持ち、わかってもらえるでしょう。
…なんて言ってたらですね、ここ数週間で劇的な動きがありましてデッドストックが発見されたのです。もう長いことネット上に出てこないバンドなんでてっきりメンバーのみなさんはもう思い出したくない過去だと思っていた(よくあるんですよこういうケース)んですが、どっこい、メンバー自身もマサカこんなに評価が高いとは思ってなかったらしくって、試しに自分で持ってる在庫をどうだい?と書き込みしてみたところ、来るわ来るわオファーが世界中から、という状況なんだって。3曲入りのテープなんてのもあるそうですごい話しデスね。今後の計画としてはマスターを使った7"の再発、コンピレーションCDの発売、そしてスタジオデモを使った2ndシングルの発売、と気をよくして色んなプランがたっているようです。願わくはとんとーんと話が進んでいってこれらの音源が発売されるといいなあと思わずにはいられません。
というわけでメンバーから依頼を受けて7"の3曲をフルコーラスでアップしました♪
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