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2019年9月24日火曜日

Beats International


さて、Lester Noelの3部作の第3弾はBeats International。Grab Grab The Haddock~North Of Cornwallisと順調にネオアコ界を渡り歩いてきた彼ですがここで突如ワルになってしまいます。不良ですね笑。The Housemartins脱退後のご存知Norman Cookがおっ始めたBeats Internationalに参加しちゃいました。このバンドが彼のキャリアの中で最大の成功を収めたバンドってことになるんでしょうね。なにしろLindy Laytonのボーカルによる"Dub Be Good To Me"はUKでナンバー1になったくらいなので。

とはいうものの、このバンド自体の音は僕は好きじゃない。ダブとレゲエを基本とした打ち込みのダンスサウンドなわけだが、聴いててつまらぬ。アルバムとかは1枚も持ってないし欲しいとも思わない。


そんな中でもLesterがボーカルをとる曲がいくつかあるんだけど、これがまたもう…せっかくの天使のような歌声がほんともうゴミみたいなリズムに乗っかるもんだからもうなにもかも台無しだよ。例えるのなら特上のお寿司にマヨネーズをかけて食う、みたいな。

マダーナの"Crazy For You"のカバーをLesterが歌ってるんだけどこれがまたクソみたいなレゲエのリズムにした打ち込みなもんでマジかんべんしてくれよ的な出来で…。アカペラとかだったら神バージョンになるのにな…


これ、聴くことができるかな?著作権がなんたらって表示されるんでもしかしたら聴けないかも。その時は言ってください。なんとかします。で、話は続きますがそんな宝の持ち腐れ(自分的に)なBeats Internationalですが、"For Spacious Lies"というシングルを89年にリリースしてて、これ自体はLesterボーカルの曲なんですが例によってアレンジがUNKOなので正直聴く価値はないと思うんだけど、これの12インチに"For Spacious Ballad"というバージョンがあってだな、これだけLesterのボーカルを盛り立てる奇跡的なアレンジになっているのだよ。ネオアコファンもかなり早い時期にこれに気が付いてて当時からこのシングルのこのバージョンだけは聴け!という空気がありました。このバージョンがなければLesterのキャリアを考える時に僕は勝手にBeats International時代はなかったことにしちゃうけど、これがあるから含めないといけない。自分内で笑。

このバンドが最終的に92年に解散して、その後の動向はよくわからなくなります。作品自体は数曲のソロ名義での曲を発表、そしてGangwayとのユニットThe Quiet Boyを経て、Gangwayの最新作のクレジットで彼の名前を見ることができるので一応ミュージシャンとしては現役なのでしょう。しかし、バンド解散後は何で食ってるのかは謎です。幸いなことに彼は色んなSNSに出没するので行方不明になってしまうことはないんですが、一ファンとしてはスバリ!なアルバムなりなんなりを発表してほしいものです。とりあえず彼がなんらかの活動をしている限り追いかけ続けたいと思っています!

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