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2019年8月30日金曜日

McCarthy

マッカーシー。USAの有名なのはマッカーサー。マッカーシーはマルコム・エデンを中心としたバンド。メンバーにはのちのステレオラブのティム・ゲインも在籍。最初はマルコメがほかのメンバーに楽器の弾き方とかを教えてたらしい。音的にはC86どストライクな音。マルコメのボーカルも微妙になんだか可愛さも含む声。そりゃあ人気にもなるさ。このマッカーシーの特徴は、その音とともに政治的といわれる歌詞にあるらしい。UKというのはわりと政治とロックが結び付きやすい土壌だと思うんだけど、それでもどぎつい歌詞らしいんだよね。そんなにすごいんならぜひ対訳を見てみたいと思ったんだけど、それが困ったことにどこにもない。日本盤CDには対訳載ってるのかな? ウィキペディアでバンドのページを見ると"far-left"とあるんで日本語に訳すと極左? 時としてマッカーシーを説明するときにマルクス主義がどーたら、という記事を見かけるので、つまるところあんま深入りするな、ということだろう。どういうことかわからなかったらウィキペディアでマルクスとか左翼とかのワードで検索するがよい、たちどころに「うわ、くそメンドクセ」と思うと思うんで。

ラッキーなことにぼくらは日本人、英語わかんね、何言ってっかわかんね、というスタンスなので言ってることよりも聴こえてくる音の方が重要、てなわけで歌詞うんぬんよりも音で勝負!なわけです。という具合に考えればマッカーシーの音はひたすらに美しくカッチョイイわけですよ。バンドとしては3枚のアルバムをリリースし、後期にティム・ゲインがのちのステレオラブのシンガー、レティシア・サディエールを引き入れた時点でマルコメはバンドとしてこれ以上継続する必要はないと思ったらしく、解散を決めたらしい。一瞬、ヨーコ・オノみたいな感じか?と思ったがそうではない様子(マルコメの次のバンドのリリースがティムのレーベルからだったので)。また、別の記事では「音楽を政治的な角度から作りたくなくなった」みたいな記事を読んだような記憶もあり。

まあ本場UKでもかなり異色な存在だったんだろうなというのは想像がつきます。再発もなんだかいっつも行われてる気がするんで、入手はとっても簡単です。アルバムタイトルに「ギロチン」とつけたり曲名に「殺す 殺す 殺す 殺す」なんてつけちゃうあたり、歌詞にも興味を惹かれませんか? 


単に聴く分には最高級なギターポップなんだけど、このビデオ見るだけでもいくつも政治的な出来事をモチーフにしたらしき映像がはさみこまれてるあたり、政治的なメッセージがてんこもりなんだろうなあと想像できる。ちゃんとした歌詞を読みたいものである。

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